伊集院光、「星新一賞」の最終候補に「AIに書かせた作品」が残っていることに言及「AIが独占するかっていうとそうではなくて…」

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2025年3月3日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、「星新一賞」の最終候補に「AIに書かせた作品」が残っていることに言及していた。

伊集院光:AIすげぇなって話なんだけど。前もちょっと話した、星新一さんっていう、もう下手すりゃ若い子はもうなかなか知らなくなってる、俺が多分初めてその作家指名で大好きになった小説家の人で。

ショートショートっていう、短いともう1ページ。で、長くとも10ページぐらいのSF小説を凄い書いていくっていう人で。で、なんか淡々と主人公の名前はSさんとか。

いくつか覚えてるやつあるよ。なんか、コンピューターができて、どうしても迷った時はそのコンピューターの機械に「イエスかノーか」を尋ねて、で、その判断をコンピューターに任せることで大成功した男がいて。

で、「どういう構造になってんだろう?」と思って開いたら、中には単にコインがパーンって弾かれて、裏か表になってるだけのやつでした、みたいな。で、子供心に「うわ、面白い。これ短いけど面白い」とか。

あと、「生類憐みの令」的なことをロボット政治が始めて、で、なんか絶対カバをみんな飼わなきゃダメだ、と。日本人はカバを全員飼えって言い出して、で、みんながそのカバを飼ってくんだけど。

何の意味かわかんないけど、コンピューターが、支配してるコンピューターがやってるから従ってたら、ある日突然、凄い食料難が来て。で、その時にみんなでこのカバを食べようって食べるためにずっとやってたんだよっていう話が出てきて。

みんなが「凄いそういうことだったのか」って思ったんだけど、その次の週に誤作動して、なんか別のことを言い出すんだよね。例えば、カマキリの卵 金玉の横に1個ずつ付けて「どーれだ?」って、もうみんな朝の挨拶はそれって…これは星新一先生の名誉のために言っとくけど、俺がなんとなく言ってるやつだけど(笑)

まぁ、そういうことを言い出すんだけど、それをもうカバの件でみんな信じちゃってるから、これが誤作動だとは思ってません、みたいな。俺が覚えてる話はこの2個ぐらいで。

で、その星新一先生があまりに凄い人だったから、「星新一賞」っていう、文学賞ってか、公募を新人の作家を発掘するやつをやってて。それの凄いのは、星一先生がそういう未来のことをずっと考えてたんだから、いち早くAIが書いた小説も、そのAIに書かせてることとか、どういう使い方をしてるかを明記ししてくれば…それちょっと細かいエントリー見ないと、俺は正確なこと言えてないかもしれないけど。

で、応募していいっていう門戸を広げたのが、今回かな、最終選考の一作に、AIで書いてる作品が残ってるっていう話を聞いて。俺、それの中で凄いなと思ったのは、凄い応募は来るんだけど、じゃあAIが優秀なものを独占するかっていうとそうじゃなくて。

自分はAI小説家だっていうのを名乗ってる、青野圭司さんっていう人のものだけがそこに今残ってるっていうことは、単にAIも道具だっていうことだし、その青野さんはご自分ではいっぱいアイデアあるのに、ちゃんと書き切る能力が自分は低いから、このAIってものを上手に使うことで、作品が完成してでクオリティが上がってることが凄い嬉しいっつってんだけど。

「あ、AIが書いたやつが文学賞出ていいのか」とか、「公募に出ていいのか」っていうこととはちょっと違う感じになってきてて、面白いなって。

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