2025年10月6日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、紙切り・林家二楽の訃報について言及していた。
リスナーメール:(笑点のテーマで)ぱっと見イカした、チンチン。
伊集院光:今日、紙切りの二楽師匠って超名人がご病気で亡くなられまして。ウチの師匠も、自他ともに…天才肌の人だったんで、自も認めたと思いますけど。ウチの師匠も認める、本当に天才紙切りで。
紙切りを使って、海外の人にも分かるようなストーリーをやれる人で。師匠と僕と、あと何回か二人会をやろうっていう時に、「絶対に二楽さんは欠かせないなぁ」って言ってた方ですけど。
師匠に次いで、寄席芸人の中の…また若いんです、俺と年変わらなくて。天才が一人、召されましたね…この流れで?(笑)
林家二楽師匠っていう紙切り。寄席で、普通の黒い紙とハサミを持って出てきて、着物姿で座って、お客さんから「なんかお題ありますか?」って言われたら、言ったものをその場で切るという芸事なんですけど。
58歳で…まぁ名人だし、スタイリッシュでカッコイイセンスも持ってて。外国人の人もこれが凄いってことが一発で分かるような芸事で。で、その二楽師匠が師匠の会によく出てくれてて、僕も出た時に、ウチのカミさんが見て、もう凄い気に入っちゃって。
で、鈴本演芸場って演芸場に二楽師匠が出るっていうのを聞いて、行くって。で、お題を言った人が切った紙をもらえるからさ、ウチのカミさん、言いたくて、欲しくて欲しくてさ。お願いして。
で、「夏休みの思い出」みたいなのを切ってもらって、えらく感動して。それを未だにファイルに入れてとってあったりとかして。「同い年なんですね」って話をしながら、まぁ本当に天才肌の芸人さんで。ウチの師匠と一緒に落語会をやろうって話が。落語の前の芸をやるのを、誰を出そうかって話をした時に、自分たちの会のときは、爆笑問題とナイツに出てもらって。大看板じゃん、そういう意味で言えば。
で、凄い知名度が高い人もいいけど、やっぱり江戸前の寄席の膝代わりって、自分たちの前にやる人は、やっぱりこういう粋な芸をやる人もいいよねって。その時はぜひお願いしますねって言ってた人なんですけど。
天才は早めに逝ってしまうなっていう感じがしますね。後は俺が雨の日、ズッコケて、上に行くとまた二人会ができるっていう…どんな顔をして終わればいいんだよ(笑)

