2024年10月21日放送の読売テレビ制作の番組『川島・山内のマンガ沼』(毎週日曜25:28 – 25:58)にて、お笑いコンビ・麒麟の川島明が、呪われた力を得てしまった少年の漫画『ケントゥリア』を絶賛していた。
川島明:私のおすすめ漫画はこちらでございます、『ケントゥリア』。
山内健司:おお。
川島明:暗森透先生、集英社でございます。今年ですね、2024年から少年ジャンプ+にて連載中。
山内健司:うん。
川島明:単行本は第2巻まで。
山内健司:ほう。
川島明:出たとこ、です。
山内健司:はい、はい。
川島明:で、あらすじを説明させていただきますと、主人公はこれね、表紙になってる赤子を抱きかかえたこの男、ユリアンっていうんですね。で、生まれながらに正直、奴隷なんですよ。
山内健司:うん。
川島明:イヤな扱いばかり受けて、ここの国から逃げるしかないんで、奴隷船に密航者として潜り込んだんです。
山内健司:うん。
川島明:で、そのユリアンをですね、奴隷船にいた他の100人の奴隷たちと、この中にいる身重のミラというお腹大きい女性いますよね。その方が気にかけて優しくしてくれたんです。
山内健司:はい。
川島明:で、この100人、ユリアン入れた101人で、新しい国に向かっていくんですけど、呪われた海域という。これ、ちょっとSFになってくんですけど、呪われた海域というところに船が入ってしまうんです。
山内健司:はい。
川島明:で、嵐になって。なんとか乗り越えようと奴隷は言ってるんですけど、金持ちの船を支配してる人間からしたら、事故が起こったことにして、この100人の奴隷を殺した方が、保険金が入る。だから、殺していくんですよ。
山内健司:え?!
川島明:売るより、殺してしまえ、と。事故に見せかけて。で、最終的にユリアンと、このお腹大きいミラだけが残った状態で、さぁあと2人ってなったら、海のバケモノが現れて。タコ人間みたいな。
山内健司:はい。
川島明:で、急に「どちらかの命を海に捧げろ」って言うんです。で、その喪失を持って、残った片方は祝福され、力を得ると。
山内健司:うん。
川島明:で、条件がありまして。大人数の命を捧げて、そして愛する人の命を捧げろ、みたいなことを言うんですね。で、大人数の命は事故的に捧げてしまってるんです。ということで、ユリアンは自分は「私の命でいいです」と。ミラの方を大事にしますって言ったら、ミラはミラで、「私の命を捧げます」って、お腹を切って赤子をユリアンに渡して心でしまうんです。
山内健司:おお。
川島明:ということで、海のバケモノにユリアンが祝福を得てしまう。で、この祝福というのが、今亡くなった方々の能力が全部身についてしまう。だから、100人分の力になってしまう。
山内健司:ほう。
川島明:力もですし、命の数も100個になってしまう。だから、船を支配してきてる人が刺してきても、1機減っただけなんで。で、100馬力あるんで強くなるんですよ。
山内健司:なるほど。
川島明:で、これ凄い面白いのが、あんまりユリアンがこの能力を使わないっていうところなんですよ。
山内健司:ほう。
川島明:たとえば、新しいところ行って「肉体労働をやれ」と言われ、「制限時間内にこの岩を全部運べ」って無理難題を言われて。で、「わかりました」って、ハーハーゼーゼーなって。頭の中で「いや、俺たちの力を使えば一瞬だろ」って言うんやけど、「これは自分の力でやらないと意味がないんだ」って、ボロボロになりながらやるっていう。
山内健司:ああ。
川島明:正義のためにしか使わないっていう。
山内健司:へぇ、面白そう。
川島明:これ、2巻まですけど、今もうすでにめちゃくちゃオモロイです。