2024年7月8日放送の読売テレビ制作の番組『川島・山内のマンガ沼』(毎週日曜25:28 – 25:58)にて、お笑いコンビ・麒麟の川島明が、とにかく癒やされるホームコメディ漫画『転がる姉弟』をおすすめしていた。
川島明:私のおすすめの漫画はこちらでございます。『転がる姉弟』。もう、本当に平和ですね、これは。
山内健司:平和そう。
川島明:最高に。
山内健司:表紙がもう、平和。
川島明:もう、血も一滴も出ません。
山内健司:出ないのか。
川島明:森つぐみ先生。2020年からWebコミック「フラットヒーローズ」にて連載中。単行本5巻まで発売中です。
山内健司:うん。
川島明:テレビブロスの漫画賞グロースコミックアワード2023大賞。
山内健司:うん。
川島明:もうとってるんですね。簡単に説明させてもらうと、二人、この姉弟が主役だと思ってください。
山内健司:はい。
川島明:この子、高校生のですね、宇佐美みなとちゃん。自分が小さい頃に、お母さんが亡くなってるんですよ。
山内健司:はい。
川島明:で、親父、一人の手で育てられた一人っ子なんです。で、親父に再婚相手が見つかる。
山内健司:はい、はい。
川島明:新しいお母さんになる人には、小学校2年生の男の子がいる。
山内健司:うん。
川島明:だから、実質姉弟になるんだって話なんですけど、結構複雑かと思いきや、みなとちゃんはめっちゃ期待するわけですよ。
山内健司:はい。
川島明:その再婚相手である女性が、めっちゃ綺麗やから、この息子やから、めっちゃ美少年くるな、と。
山内健司:ほう。
川島明:「こんな人にお姉ちゃんって呼ばれるんやったら最高やな」みたいなことで、弟の光志郎君と顔合わせするんですけど、玉ねぎなんですよ、マジで。
山内健司:ふふっ(笑)
川島明:マジこれ。でも、向こうは向こうで「はぁ?」って思ってるんですよ。
山内健司:え?
川島明:ボーイッシュで、おしとやかじゃないわ、みたいな。初対面、お互い無言で終わるんですよ。「こんな弟やったら、ちょっとな…」って思ってる時に、初日、一緒に家族みんなで寝てるじゃないですか。
山内健司:うん。
川島明:そしたら、光志郎は夜中に起きて、言うたら知らん人の家。で、お母さんは新しいお父さんと寝てる。そしたら、自分が一人になってしまった気持ちになって。
山内健司:うん。
川島明:そしたら、リビングで泣いちゃうんです。
山内健司:うん。
川島明:ほんで、みなとちゃんがリビングから泣き声聞こえるから、「どうしたの?」って。新しい家に全然馴染めてなかった。あんだけ自由奔放にやってるかと思ったら。
山内健司:うん。
川島明:で、どうしようって思って、ホットミルクを作ってあげるんですね。二人で飲んだら、心が落ち着いて、「ああ、よかった」ってなるんですけど、気が動転した時にホットミルクを飲むっていうのが、亡くなったお母さんが実は教えてくれたことだったりして。
山内健司:うん。
川島明:で、なんとなくこの二人で上手くやっていけそうです、みたいな。
山内健司:うん。
川島明:ちびまる子ちゃんや、サザエさんにも通ずるような、ほのぼのホームコメディなんですけど、ちょっと胸が掴まれる瞬間とかもあって、見ててめちゃくちゃ癒やされます。