2024年6月11日放送のCBCラジオの番組『むかいの喋り方』(毎週火曜 22:00-0:00)にて、お笑いコンビ・マヂカルラブリーの野田クリスタルが、大宮劇場で「俺はこのままでは死ぬ」という思いからM-1グランプリに必死で取り組み始めたと告白していた。
野田クリスタル:これね、伝わるかわかんないんだけど。
向井慧:うん(笑)
野田クリスタル:俺は、大宮セブンになって、初めてメシが食えるようになったんですよ。
向井慧:っていうか、逆に言うとそこまでお笑いでメシ食えてなかった?
野田クリスタル:食えてなかったけど、大宮セブンに入ったことによって、大宮周りの営業などがあって、メシが食えるようになったんですよ。
向井慧:うん。
野田クリスタル:これ、どういうことになるかって言うと、俺はこれまで、ネタやらなんやらを頑張ると飯が食えると思ってた世界が、もうネタどうでもいい、と。
向井慧:うん(笑)
野田クリスタル:もっと接待やらなんやらをした方がメシが食えて、しかもそれをすることによって、もうバイトをしなくていい、一番嫌いだった。
向井慧:はい、はい、たしかに。
野田クリスタル:バイトをやめて、生活ができるとなった時に、一番嫌いな接待をすることによって食えるルートしかないって思った瞬間、「死んだかも」って思ったの。
向井慧:はっはっはっ(笑)
野田クリスタル:だって、生きながらえる…これが食えないんだったらやめれるじゃないですか。
向井慧:たしかに(笑)
野田クリスタル:死なない方向もあるんですよ、食えないんだったら。
向井慧:うん。
野田クリスタル:食えてしまってるっていうのが一番残酷で。
向井慧:なるほどね。
野田クリスタル:俺、死ぬかと思ったんですよ。一瞬、よぎったんですよ、あ、俺の人生…
向井慧:終わった、と(笑)
野田クリスタル:決まってしまった、なんか。
向井慧:はっはっはっ(笑)食えるけど…
野田クリスタル:食えるからこそ。決まっちゃった、と思って。
向井慧:だって、得意じゃないじゃないですか、野田さん自身は。
野田クリスタル:得意じゃない。
向井慧:たとえばその大宮のメンバーの中でも、お酒の席とか好きな人は好きじゃないですか。なんだったら、村上さんはどっちかっつったら得意。
野田クリスタル:そうだね。
向井慧:それ、野田さんは行ってないんですよね?
野田クリスタル:一切、行かないです。
向井慧:ああ、その時も。
野田クリスタル:うん。
向井慧:でも、まぁ仕事は来るから?
野田クリスタル:うん、で俺は死ぬと思ったんすよ、このままだと。
向井慧:はい、はい。
野田クリスタル:で、死ぬと思ったから、「死ぬくらいなら」っていうつもりで、M-1頑張ったんで。
向井慧:はっはっはっ(笑)
野田クリスタル:「どうせ死ぬなら」って。
向井慧:そこから面白いですけど、みんな賞レース激強集団に。
野田クリスタル:そう、全員が死ぬかもしれないと思って、どうせ死ぬなら、じゃあもうなんか薄っすら賞レース勝っても、勝たなくてもって思ってた部分を、はっきりとさせた、と。
向井慧:ああ。
野田クリスタル:「勝てなかったら、もうダメでしょう」っていう。
向井慧:ああ。
野田クリスタル:だから、激強になってしまったという。