2024年5月25日放送のTOKYO FMのラジオ番組『川島明 そもそもの話』(毎週土 17:00-17:55)にて、お笑いコンビ・フットボールアワーの後藤輝基が、松本人志に「55点」をつけられたM-1グランプリ第1回決勝でショックを受けて「芸人を辞めようかと思った」と告白していた。
川島明:2001年M-1、第1回大会で、我々とも初めて決勝で会うという。
後藤輝基:そうや。「麒麟枠」やろ?
川島明:麒麟枠、後に、伝説の。
後藤輝基:はっはっはっ(笑)
川島明:無名がいきなりファイナリストになるっていう。
後藤輝基:なぁ、すごかったよなぁ。
川島明:いや、でもほんまに第1回なので、何のこっちゃ分からんままね。
後藤輝基:分からんかったよな?
川島明:分かんないです。中川家さんが勝って。
後藤輝基:うん、まぁそこでこてんぱんやわ。
川島明:フットボールアワーさん、6位。
後藤輝基:6位で、点数も…松本さんとか50点台やったからね。
川島明:今ね、「うわぁ、ちょっとやらかしたなぁ」って言っても、80点台は絶対つけますからね。
後藤輝基:そうやねん。何がやらかしたやねん。
川島明:ふふっ(笑)「80点じゃ街、歩けないっす」じゃないんですよ(笑)
後藤輝基:なぁ、50点台。
川島明:全然、50点とか出てました。で、第2回で第2位まで上がるんですね。
後藤輝基:そう、そう。嬉しかったねぇ。
川島明:ますだおかださんが優勝して、準優勝フットボールアワー。で、ここで3位に笑い飯が来るんですけど。
後藤輝基:そう、そうや。
川島明:もう、ほんまあわや優勝っていうね、最終決戦も5対2まで行った、と。しかも、大竹さんと松本さんがフットボールアワー優勝に入れてた、という。
後藤輝基:うん。
川島明:ここはやっぱちょっと変えたんですか?1年目と。
後藤輝基:いや、変えた変えた。もう1年目が、あまりにアカンかって。いろんなネタの寄せ集め、盛り合わせみたいな。
川島明:ベストアルバムをやりました、みたいな。
後藤輝基:そう、そう。で、そういうネタってな、もう一回じゃあ学校の話をしてたら、次オカンの話とかやったら、フリ直さなアカンし。
川島明:ブツブツ。
後藤輝基:ブツブツ、全然ウケへんし。どうしようかって、1本のネタ、5分やったら5分の。
川島明:ちゃんと。
後藤輝基:そう、そう。ファミリーレストランやったら、ファミリーレストランみたいなネタを作り変えたら、大阪にある賞をバババッてとって。
川島明:全部ですね。
後藤輝基:うん。で、M-1に向かっていくためにやったっていう感じかな。だから、やめようって思ったもん、1年目終わった時に。
川島明:やめようっていうのは、何をですか?
後藤輝基:いや、芸人を。
川島明:え?!
後藤輝基:ホンマ、ホンマ。
川島明:そこまで落ちたんですか?一回。
後藤輝基:うん、思った。だって50何点やで、お前。
川島明:ふふっ(笑)しかも憧れの松本人志さんに。
後藤輝基:そう。だから「アカンわ」って思って。
川島明:向いてない、と。
後藤輝基:うん、「向いてないんや」って思って。
川島明:ああ。でも、ラストチャンスぐらいの気持ちで1年間頑張って。
後藤輝基:で、言うても吉本の悪いところでもあり、良いところでもある。
川島明:うん。
後藤輝基:出番って入ってるやん、もう決まってるやん。
川島明:しょうがないです。
後藤輝基:出なアカンやん、やめるにしたって。
川島明:はい。
後藤輝基:ほんなら、どうせ出るんやったらって、ネタの作り方を変えたら、よくなっていってっていうことで。
川島明:うん。
後藤輝基:で、次の回で優勝。でも、優勝より、第2回大会で「面白い」って言われた時の方が嬉しかった。