2024年2月5日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、『甲本ヒロトのオールナイトニッポン』を聞いて「なんて凄いラジオなんだろう」「ラジオってこういうことだよね」と思った理由について語っていた。
伊集院光:今日さ、甲本ヒロトさんと会って、ラジオやんだけど。先週のさ、『甲本ヒロトのオールナイトニッポン』をさ、聞いててさ。なんて凄いラジオなんだろうっていう。
もうかなりマニアックな、ヒロトさんが「自分が影響を受けた」っていうレコードを家から持ってきてかける、と。で、一応、一人じゃ話がもたないからってヒロトさん言って、サンボマスターの山口君を前に置いて。
で、山口君も恐縮してんだけどさ、なんか俺、全然そのかかってるロックンロールも洋楽も分かんないの、古くてマニアックで分かんないんだけど。そのヒロトさんが「自分はこれが好きだ」っていう、凄い好きで楽しんだよ、みんな分かんないかもしんないけど、「これ出会って、こうなんだよ」みたいな話をただただしては、レコードかけてってやってんだけど。
なんかね、ああいうラジオは多分、できない体なんだと思う。で、何よりヒロトさんがこの局で一緒にゲスト来てくれたりとか、この番組も聞いてくれたりする時があるってのあって、めちゃめちゃ嬉しいし。
とにかく、ヒロトさんから色んなこと聞き出せるのは俺なんだっていう見栄みたいなものがあって。気がついたら、「あんなに饒舌な人なんだ」と思って。自分の好きなものに対して、あんなに饒舌な人を、俺はなんか「より喋って欲しい、喋ってもらおう」ってすることで、ある意味邪魔をしてるっちゃ邪魔をしてるんじゃないか、みたいなのを思っちゃうぐらい。
あんなにこう「ラジオってこういうことだよね」って。まして、オールナイトニッポンだったから。真夜中ではないものの、なんかね、分かんないかもしれないけど、「俺のこれが好きなものなんだ」っていうことの楽しさに満ちていて。
なんか凄いちょっとね、愕然と、愕然としました。