2023年1月9日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、『笑っていいとも』のテレフォンショッキングは「何が起きるか分からない」というドキドキ感も相まって知名度を上げていったと語っていた。
伊集院光:(『笑っていいとも』のテレフォンショッキングは)最初は本当の本当のガチだから。断られることも何度もあったの。電話して、「明日なんだけど…」って言うと、「明日ゴルフだからダメだよ」みたいなタレント同士の生の会話があって。
「あ、じゃあ他の人かけますわ」とかあったり。今でも覚えてるのは、そのリポーターの亡くなった梨元勝さんだったと思うんだけど。誰かが木曜日に電話かけて、「明日なんだけど、『笑っていいとも』って番組があって。これ今、生で放送されてるんだけど」って。このやり取りもあるの。
このやり取りも全部ないと。まだ全然メジャーじゃないから。「出てくんないかな?」「明日はダメなんだよ。月曜だったら大丈夫なんだけどさ」みたいな話をしてて。で、「月曜じゃなくて、明日出れる人探してんだよ」ってやってる間に生放送がどんどん進んじゃって。
で、「ごめん、ごめん。じゃあ他の人にするから」って電話を切って、他の人が金曜日に来るのよ。で、その人が来週の月曜日、違う人かけるじゃん。なのに、その梨本さんだったか梨本さんの呼んだ人だったかどっちか忘れたけど、月曜日に来ちゃうっていう。だから2人来ちゃうっていうパターンと。
あと1回、間違い電話をして知らないおじさんにかかったんだけど、それを悪ノリして。所さんだったか忘れちゃったけど、悪ノリして、「じゃあ来てくれるかな?」「いいとも」って言って。で、次の日、普通の人が来るの。
で、しばらくの間、普通の人何人か繋いでみるみたいなことをやってるうちに、「なんかあの番組変だぞ」というか。「あの番組、ドキドキする」って。あと、遅刻してくる人がいたりとか。
時期的なものは長かったから、どこだか忘れちゃったけど。黒柳徹子さんが「帰らない」って言い出して、ずーっと喋って他のコーナーがもう全部飛んだりとかしてるうちに、なんか『いいとも』がどんどんみんなの中で知名度が上がってって。
で、もう押しも押されもせぬ大看板番組になって。で、終わって。その後の番組でサンドウィッチマンの地引網だけがウケるっていう(笑)そんな形で今に至ってるから。