2022年10月28日放送のABCラジオの番組『東野幸治のホンモノラジオ』(毎週金25:00-26:00)にて、お笑い芸人・東野幸治が、興味のない100円ショップや激安スーパーの商品にリアクションをとりたくないというとある中堅芸人の悩みの深刻さに驚いたと語っていた。
東野幸治:ある中堅芸人がおって。俺よりも5つぐらいから10個ぐらい下で。
渡辺鐘:はい。
東野幸治:で、結婚してて。子供が小学校1~2年で。
渡辺鐘:はい。
東野幸治:その方から、何かのきっかけで喋ってたら、凄いトーンが低くて。
渡辺鐘:はい。
東野幸治:で、悩んでる、と。悩みというのが、番組で100円ショップ行って、ビックリできない、と(笑)
渡辺鐘:ふふ(笑)
東野幸治:100円ショップ行って、「え?これ100円ですか?」ともう言えない、と。
渡辺鐘:うん。
東野幸治:で、スーパーとか、八百屋さん行って、「え?キャベツ1個、90円ですか?」って言えないんですって(笑)
渡辺鐘:はっはっはっ(笑)
東野幸治:「コストコ行って、『みんなで分けたら、え?凄く安いじゃないですか』って言えないんです…僕、どうしたらいいですかね」って(笑)
渡辺鐘:はっはっはっ(笑)
東野幸治:っていう悩みを受けたのよ。それも深刻。ボケじゃないトーンやから、ボケやったら、「それもう言わなアカンねん」とか言えるけど、芯から言ってるから(笑)
渡辺鐘:うん。
東野幸治:今日、別に贅沢してるわけないけど、100円ショップに興味ない、と(笑)
渡辺鐘:うん。
東野幸治:で、女性タレントとか、結婚してるママさんタレントとかは、「え?これ100円ですか?」みたいなんで驚く。
渡辺鐘:うん。
東野幸治:ほんならカンペで「驚いてください」みたいなカンペ出るんですって(笑)
渡辺鐘:うん。
東野幸治:その時に、もう蕁麻疹みたいなん出てくる(笑)
渡辺鐘:うわぁ、向いてないなぁ(笑)
東野幸治:で、その人の弱点は、ネタしてないんですよ。
渡辺鐘:え?
東野幸治:ネタとかしてない人やから。ネタしてる人やったら、本芸でエエやん。漫才とかコントとかで稼いだらええやんってアドバイスできるけど、もう俺と同じタイプのタレント業なんですよ。
渡辺鐘:はい。
東野幸治:タレント業で、100円ショップ行って、「え?これ100円ですか」って、「俺もう言いたくないんですよ」って(笑)
渡辺鐘:はっはっはっ(笑)
東野幸治:笑いそうになったけど、これ笑ったらアカントーンやねん(笑)
渡辺鐘:はい(笑)
東野幸治:で、もう俺のアドバイスは、「それアカン」と。「テレビを生業としてんねんから」って。独身やったらやらんでエエけど、結婚して小学生の子供いてて。これから子供のお金もかかるから、働かなアカンし。
渡辺鐘:はい。
東野幸治:それはもう、前のめりで番組参加せなアカン、と。
渡辺鐘:うん。
東野幸治:だから、100円ショップに凄く詳しくなって、「これ、100円なんですか?」って女性タレントが言ったら、「こういう理由で100円で。でも、もっといいものがある」って前のめりになるぐらい、100円ショップに詳しくなるとか、キャベツとか野菜に物凄く詳しくなって、スタッフの知識の上にいくぐらいのことで嬉々として喋るタイプになった方がエエん違うかって、親身になって答えたんですよ。
渡辺鐘:うん。
東野幸治:ほんなら、「聞いてます?100円ショップに興味ないんですよ」って(笑)
渡辺鐘:はっはっはっ(笑)
東野幸治:「わからんわぁ」ってなって。でも、こういうふうに悩んでる人、今たくさんいてると思うんですよ(笑)
渡辺鐘:はっはっはっ(笑)