2020年12月28日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』に登場するマドンナの理想的なスタンスについて語っていた。
伊集院光:第9位はですね、『バス旅』を見ましたね(笑)全世界に起こったニュースで、僕が覚えてるやつですよ。印象的なもの、今現在で覚えてるやつの内の第9位が、バス旅。
いつだかも忘れちゃいました。昨日か一昨日だと思います。昨日か一昨日、例のテレ東のバス旅のZの方。だから、田中要次さんと、羽田圭介さんのやつを見たんですけど。これがちょっと良くて。良かった、何が良かったって言っても、マドンナが鈴木杏樹さんだったんですよ。
鈴木杏樹さんが、久しぶりの分かんないで来ている人だったんです(笑)バス旅、特に太川陽介さんと、蛭子さんの初期にはよくいたんですよ。あの旅の過酷さが、あんまよく分かってないっていうね(笑)
「実際、バス旅とは言うものの、途中、途中ロケバス…ロケバスもバスですもんね?」みたいな女優さんが、フワッときちゃうことが多かったんですよ。でいて、まぁ全面に不満と不安を出していくっていう回が多かったんですけど。
途中から、もうそのことは分かった上で、高視聴率番組としてやってくるマドンナが増えてきて。まぁ、コレはコレで…もうヘトヘトになってんだけど、好感度上がるっていうことを知ってて、もう無理やりでも頑張るっていうのもいいんですけど。
僕の中でのいい回は、マネージャーがうっかりとってきちゃってるっていう(笑)マネージャーが、「なんか評判らしいよ」っていうんで、うっかりとってきちゃって、でいて、マドンナのタレントに、あんま内容の過酷さを言わないまま当日を迎えてしまうパターンで。
で、それがもう一個大事なのは、そのままイヤな感じで終わるんじゃないの。その旅をやってるうちに、何か理解していくっていうか。まず諦めの境地に入って。「これはとにかくこの3日ないし4日、とにかく過ぎるまで頑張ればいいんだ」っていうモードに入ってきて、最終的に本当に成功したくなっていくっていう、この移り変わりがいいんです。