2020年12月6日放送のニッポン放送系のラジオ番組『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(毎週月-金 11:30-13:00)にて、タレント・放送作家の高田文夫が、ビートたけしのTHE MANZAIでの表情について「普通のテレビじゃあんな笑顔見せない」と指摘していた。
高田文夫:フジテレビの佐藤(佐藤義和)ちゃんっているでしょ。亡くなったでしょ、ついこの間。
松本明子:はい、ビックリしました。
高田文夫:黙ってたんだけど。で、沖縄で亡くなってたんだけど。
松本明子:はい。
高田文夫:あの佐藤ちゃんが、ちょうど40年前にTHE MANZAIっていうのを考えたんだよ。
松本明子:へぇ。
高田文夫:だから、一人だけだけどジーンときたね。「佐藤なんだからぁ」って、タモリさんが『笑っていいとも』でモノマネしたでしょ(笑)
松本明子:はい(笑)
高田文夫:「ゲーハーの佐藤」ってつけてさ、俺がさ。「お前はゲーハーの佐藤でいいんだよ」ってさ(笑)
松本明子:はい(笑)
高田文夫:で、三宅ちゃんと一緒にさ、ずっと演芸番組やってたわけよ。
松本明子:そうですね。
高田文夫:で、80年にTHE MANZAIを彼が作るわけよ。それまでさ、お笑いっていうのは凄い低くってさ。歌手全盛の頃だから。
松本明子:うん。
高田文夫:だから僕ら演劇っていうか、お笑いを昔からやってる連中はさ、佐藤ちゃんがディレクターで、三宅ちゃんがディレクターで、俺たち隅っこに追いやられてたの、いつも。
松本明子:ああ。
高田文夫:それでやってたんだよ。その頃のディレクターだからね。
松本明子:へぇ。
高田文夫:THE MANZAIがその時にできて、それから昨日40年経ってるわけだよ。
松本明子:ああ、そうだ。
高田文夫:両方出てるのはたけしだけ。凄いだろ?たけちゃんが嬉しそうな顔をして、最高顧問で座ってるんだよ。普通のテレビじゃあんな笑顔見せないんだよ。
松本明子:そうですね。
高田文夫:やっぱネタを見てる時のたけしさん、本当に嬉しそうなんだよ。
松本明子:楽しんでましたもんね。
高田文夫:だからあれが、第一回から出てるのたけちゃんだけなんだよ。で、40年経って、今、岡村君たちが司会やってるでしょ?そこに「最高顧問」なんつってさ(笑)鬼滅の…
松本明子:鬼滅の半纏着て(笑)
高田文夫:で、嬉しそうに見てたじゃない。だから、俺もジーンときたね。彼も佐藤ちゃんにずっと世話になってたから。佐藤ちゃんが元々、たけちゃんを見つけて。
松本明子:うん。
高田文夫:「タカちゃん、浅草にたけしっていう凄いのいるけど、会わない?気が合うと思うよ」って。
松本明子:はい。
高田文夫:「どっちも得すると思うから、会った方がいいよ」「あ、そう?」なんて、佐藤ちゃんのアドバイスでたけちゃんに会ったんだもん。それが76~7年、漫才ブームの全然前。