2020年10月8日放送のABCテレビの『やすとものいたって真剣です』(毎週木 23:17 – 24:17)にて、お笑いコンビ・ナイツの土屋伸之が、漫才の制作途中で出す塙宣之のボケ案は「異常者が考えたようなこと」であると明かしていた。
塙宣之:「何やろうか」って、全然思い浮かばないじゃないですか。
海原やすよ:はい、はい。
塙宣之:そうすると、夜遅くなってきて、眠くなってきて。夜勤のバイトとかやってるから。「これからコールセンター行かなきゃいけないけど、次のネタ、どうする?」ってなるじゃないですか。
海原やすよ:うん。
塙宣之:そうすると、結局、今だったら「ミルクボーイみたいなやつがウケてるから、あんな感じでいいんじゃない?」ってなってくるんですよ。
海原やすよ:なるほど。
塙宣之:だから、一回ああやって売れる奴の真似する奴が段々多くなってくるんですよ。
海原やすよ:ああ、たしかにね。
塙宣之:そこは一人が作って、100作って渡して。「ああ、いいですね」ってことにしたんですよ、ある日から。
海原ともこ:そっちの方が捗る?
塙宣之:よかったですね。
海原ともこ:凄い。長い時間、頭突き合わせてダメな方に行くほうよね。
土屋伸之:僕が真面目というか。あんまりボケを考えるタイプじゃないから。塙さんが、規格外のボケを出してくるんで。
海原やすよ:ふふ(笑)
土屋伸之:そんなのライブとかで見たことないから。「いや、やめた方がいいんじゃない?」って、僕が漫才考える場にいたら、その場で消しちゃうんですよね。
海原やすよ:ああ。
土屋伸之:一個、仕上がった作品になった方が、そのボケの意味が分かるんです。
海原やすよ:ああ、なるほど。
土屋伸之:断片的に出てきたボケが、本当に異常者が考えたようなことを言ってくるんで(笑)
海原やすよ:なるほどね(笑)
土屋伸之:「それはダメでしょ」って、頭ごなしに言っちゃうんで。
海原やすよ:なるほど、漫才になる前に先に潰してしまうから(笑)
塙宣之:そうなんですよ。