2020年1月28日放送の放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(毎週火 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、桑田佳祐が『SMILE 晴れ渡る空のように』を歌う時に「歩みを止めないで」という歌詞を「ああ、夢を止めないで」と密かに変えていたことに感動したと語っていた。
太田光:桑田さんの『SMILE』ってね。
田中裕二:はい、『SMILE』ね。
太田光:『SMILE 晴れ渡る空のように』を聴いててさ。本当にさ、感動したんだけど。
田中裕二:うん。
太田光:野暮だから、歌詞のことなんか説明をいちいちしないですけど。
田中裕二:うん。
太田光:あれ聴いてるとさ、全部被災地に向かってるんですよ、歌詞が。
田中裕二:ああ、そう。
太田光:あれがさ…僕の見解ですよ。
田中裕二:はい、はい。
太田光:また言うと、うるさい奴がいるからアレなんだけど。
田中裕二:うん。
太田光:俺は、それがもう…本当に、なんて言うのかな。涙が出るぐらい感動して。
田中裕二:うん。
太田光:で、「歩みを止めないで」っていう歌詞があるんですよ。で、それが歌詞に出んじゃん。
田中裕二:うん。
太田光:「歩みを止めないで」って。でも、耳から聴こえてくるのは「ああ、夢を止めないで」なんですよ。
田中裕二:ああ、なるほど。桑田さん得意だもんね、そういうのね。
太田光:得意っていうかさ、今までは英語を日本語にみたいなことはあったけど、日本語を日本語に変えちゃうんだって思って。
田中裕二:はい、はい。
太田光:これは俺の解釈ですよ。
田中裕二:はい、はい。
太田光:「ああ、夢を止めないで」っていうのが、「歩みを止めないで」って字幕が出るんですよ。
田中裕二:うん。
太田光:そういうふうに、俺には聴こえるんですよ。で、ヒーローの陰でね、悲しみの声もする。次の世代に何を渡そうか。こういうことがオリンピックじゃないですか。って言ってたじゃないですか。
田中裕二:はい、はい。
太田光:安倍さんもこの間、施政方針演説でそれは言ってますよ、もちろん。Jヴィレッジから聖火が始まって。「もっともっと、その意識を持とうよ」っていうかさ。
田中裕二:うん。
太田光:「忘れてないよ」っていう、その桑田さんの思い。それを俺が勝手に感じただけですよ。
田中裕二:はい。
太田光:「一緒にやろう」って。
田中裕二:うん。
太田光:そういうことじゃん。『いだてん』の最終回だってさ、東京オリンピックの閉会式なんですよ。で、実は東京オリンピックの閉会式って、選手バラバラに出てきた。それは初なんですよ。
田中裕二:うん。
太田光:アドリブ的にアクシデントで入り乱れて出てくるんですよ。
田中裕二:うん。
太田光:それをクドカンは最後に持ってきてるんですよ。で、安倍さんももちろん、散々そのことは言ってると思う。
田中裕二:うん。
太田光:でも、もっともっと言わなきゃっていう意識を、やっぱり民放が全部繋がってる時に…視聴率で言えば40%ぐらいになってる。そこで桑田さんがあれを歌うってことの意味とか。
田中裕二:うん、いいね。
太田光:あの悲しみ、ヒーローの陰で泣いてる人たちもいるんだってメッセージ。
田中裕二:メッセージね。
太田光:考えたら、俺はジーンときてね。
田中裕二:なるほどね、たしかにね。
太田光:素晴らしいですよね。