伊集院光、みうらじゅんの「つまらない映画なんかないんだ」という考え方について語る「基本的に見る側の問題」

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2025年10月27日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、みうらじゅんの「つまらない映画なんかないんだ」という考え方について語っていた。

伊集院光:みうらじゅんさんの、つまらない映画との関わり方みたいな。俺、その話急に思い出して、俺、もう1回家帰って見ちゃったんだけど。

前にみうらじゅんさんが、TBSでやってたラジオに面白い…実際は、「人に勧めたい、人生でこの映画が良かったよ」っていうのをいろんなゲストの人が勧めてくれて。で、これが変わってる作り方で。面倒くさいけど2週に渡って来てもらって、1週目で提示したやつを、俺が見たことない映画を2周目までに見て、その後半で感想を言い合うっていう変わった番組だったんだけど。

で、それはもう凄い人が来ては、俺、今でもこう自分の中で宝になってるような映画もここですっごい教わってんだけど。みうらじゅんさん来た時に、なんつったっけな…田村正和さんの『ラストラブ』っていう。

田村正和さんは、凄い実力のある、ジャズのサックスを吹く人。ニューヨークでサックス吹く人なんだけどっていう映画で。「これが凄いから。爆笑だから」って。で、見方のポイントみたいの先に言われるわけ。いろんな人が、「ここのカメラアングルだけはネタバレしないように言うけど、ちゃんと見てて」とかって。

「『ラストラブ』が最高だから」っつってね、教えてくれた時の見方なんだけど。田村正和さんが凄い真剣にサックスを吹いてる時に、「あれをサックスじゃなくて、大蛇だと思った方がいい」って言うのね(笑)

「そうすると、絶対に面白いから」っつって、その映画(笑)その時、本当に申し訳ないんだけど、俺も一生懸命その時、TSUTAYAがスポンサーでいろんな映画を勧めてたから、ちゃんと見ちゃうじゃん。だって、他の人たちは凄いさ、これは小津安二郎監督だけどあんまメジャーじゃなくて、みたいなやつを教えてくれたりとかするわけじゃんか。

にも関わらず『ラストラブ』を持ってきて、「見方のコツは、大蛇だと思ってみろ」って言われたけど、まぁ大蛇だと思って見なくても、みうらさんの好きな映画ですよ。だからみうらさんから教わった映画は、今まで3本しかないんですけど、実写版のルパン三世と『わさお』と、『ラストラブ』の3本しかないんですけど(笑)

で、それをさ、みうらさん会ったからさ、久しぶりに『ラストラブ』、しかもそれを見る時にわざわざ俺、『ラストラブ』のDVD買ったんだよね。仕事で俺、沖縄に行かなきゃなくて、沖縄のホテルの一室で見なきゃいけないから、当時は配信とかがないから、俺、買ったんだよ。

で、トークショーの中で久しぶりに思い出して。「そういや言ってたわ、大蛇だと思って見ろ」っつって。ちゃんと大事だと思って見たの。凄い面白いよ。ニューヨークの夜に、大蛇の尻尾咥えてんだよ。

噛まれるかもしれないのに、大蛇が大人しくしてるってことは、田村正和さんがちゃんと尻尾ペロペロ、ペロペロ舐めて大蛇を気持ちよくしてんだろうなって思うだけで、こんなに面白い。で、みうらじゅんさんの言う、「つまんない映画なんかないんだ」って。基本的にこっちの問題っていう。

「それをつまんないって言っちゃってたりとか、つまんないから見に行こうなんて思ったことは1度もない」って言うのね。「これは見逃すわけにはいかない」と思うことはあるって。で、見た結果もそれは楽しめない。で、必ず自分の中でつまんないと思っちゃったら、自分の中でもう食い気味に「それがいいんじゃない!」っていう運動をずっとし続けてるっつって。

もうあの人、67だよ。バカじゃねぇの、本当(笑)

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