2025年9月15日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、映画『8番出口』を鑑賞して「海外で賞とか取るんじゃないかな」と称賛していた。
伊集院光:映画の『8番出口』。『8番出口』がさ、いわゆるインディゲームみたいなところから始まって、凄いスマッシュヒットして。「うわ、ブームなんだ」っつって。
割とそういうアンテナを凄い張ってる人が、インディゲーム時代に見つけてから、いろんな機種に移植されて、もう誰でも知ってる大ヒットして。すぐに映画化っていうこの流れって、正直な気持ちで言うよ、「絶対つまんねぇじゃん」と思ったの(笑)
そんな「このブームの中、ゲームを無理やり映画化?」って思って。だって、そのゲームをちょっとだけやって、最後までやってないけど、ちょっとだけやって間違い探し的な、ちょっと変わったシチュエーションのゲームだな、いい目の付け所だなみたいな感じのゲームだったんだけど。
ベストバイのコーナーに…
リスナーメール:映画『8番出口』を伊集院さんに映画館で是非見て欲しいんです。あくまで個人的にですが、『国宝』より刺さりました。2025年の今のところ、一番好きな映画です。
ここまで熱く書かれて。俺、これ唯一の拠り所は、二ノの演技が好きなの。二ノってね…ニノだって、可愛い言い方だな(笑)二宮さんは、やりすぎないんだよ。なんか何をやってもやりすぎないっていう。
派手に、なんか凄い蜷川演出で舞台やったりしてるんだけども、おそらく台本に忠実に、監督に忠実にやるタイプの人なんだなっていう。そこだけが拠り所かな。あと、ここまでベストバイで素直にまっすぐ押してくれんだったら、行ってみようかなと思って行ったんだよ。
もう結論、この口調で分かると思うけど、面白かった。で、少なくとも…まぁ、両手を挙げて万人がっていう風に思うわけでもないんだけど、俺は好きだったな。俺、海外で賞とか取るんじゃないかなってちょっと思うんだよね。
単純に、なんかこう謎のほぼ人のいないような地下鉄の駅の地下道で、出口に全然たどり着かなくて。変なことが起きていく。それをなんかこうちゃんとストーリーに。なんでそんなことになってんのか、みたいところから、ちょっと自分はデイヴィッド・リンチが大好きで、デイヴィッド・リンチ風味が凄い入ってて。
で、なんかいろんな先入観なく見て。だから、あんま『8番出口』のゲームとかも何も知らないで海外の人とかが、この作品を発見したら、何がしかの賞を取りそうな感じのする作品だったね。
場面的にはほとんど地下道しかないから、お金もそこまではかかってない映画だと思うんだけど、なんかね、良作を見たっていう。

