2024年9月30日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、『8番出口』などのインディーゲームの盛り上がりに「ゲームの未来はもしかしたら、もう一回明るいのかな」と思えたと告白していた。
伊集院光:表彰される時に、「エグゼクティブプロデューサーの誰々です」とかって。で、会場にも優秀賞に選ばれそうな人たちは、たくさんスタッフが来てるから。
それでも昔に比べると減った。昔はゲームって発売したら終わりだったから。発売したらそこにスタッフみんな来れてたんだけど、今はずっとバグフィックスやったり、バージョンアップをしたりしてるから少なくはなったけど。大きいメーカーは関わってる人が多いから。
トロフィー抱えて「獲ったぞ!」みたいになりながらみんな「ワーッ!」てなるんだけど。『8番出口』の人は、割と若者。若者が壇上に上がって。「それじゃあ、まず自己紹介とゲームにどういう関わり方をしてるのか教えてください」って言ったら、「ナントカです」って話し始めて、その人、一人で作ってんのね。
全部、一人で作ってんのね。で、何十億プロジェクトと同じ壇上でそのトロフィーをもらってるっていう。一人の天才であり、才能が。
で、あともう一個びっくりしたのは、『スイカゲーム』。『スイカゲーム』も獲ったんだけど、それがどうできてたのか全然知らなくて、ノーマークなうちにどんどんいろんなところで『スイカゲーム』を目にするようになったり、あとそのゲームの画面を模したパロディ広告とか、バラエティーに『スイカゲーム』を元にしたちょっとした遊びとかが出てくるようになって。「あ、これが今流行ってんだ」っていう感じ。
で、そんなたくさんやるかっていうとあんまやってない感じだったんだけど。あのゲームって、「元々、何の機種で出てたの?」って俺は感じだったんだけど。まぁスマホで出てたんだろうなと思ったんだけど、プロジェクターあるじゃん、テレビ画面を投影する。
プロジェクターに ついてたおまけのデモなんだって。それがみんな「凄い面白い」って言って、そこから大ブームになったみたいな。なんかちょっとこうゲームが僕なんかは大作が重荷になったりとか。なんか昔の黎明期のゲームと違って、何百億、下手すりゃ何千億稼ぎ出そう、そのためには何十億、何百億かけようみたいな世の中は、尖ったものとか出づらいは出づらいのよ。
それは確実に当ててかなきゃいけないから。でも、それをこうフォローするかのように 、インディだったり、インディとメジャーの中間だったりとか、色んなゲームが出てて。「あ、なんかちょっとゲームの未来はもしかしたら、もう一回明るいのかな」って。