2024年12月24日配信開始の『大吉ポッドキャスト いったん、ここにいます!』にて、お笑いコンビ 博多華丸・大吉の博多大吉が、真空ジェシカのM-1グランプリ2024一本目の大喜利系漫才に「共感」を落とし込んだネタを絶賛していた。
博多大吉:大喜系漫才でずっときてるけど、今年のこの商店街のネタは、本当によくできてたよね。
阿部千聡:ふふ(笑)めっちゃ笑いました。
博多大吉:うん。漫才コントって、コントでセット組んだ方がもっと面白いなんて言うんですよ。
阿部千聡:はい、ありますよね。
博多大吉:あるやん。これ、真逆なんよ。これセット組んだら全く面白くないのよ。
阿部千聡:はっはっはっ(笑)
博多大吉:商店街で、実際にロケしたら全然多分面白くないの。でも、自分の中だけで、頭の中で自分なりのあの商店街をお客さんがそれぞれ作ってるから面白いっていうね。
阿部千聡:はい。
博多大吉:本当、談志師匠が言うところの「イリュージョン」って、こういうことなんじゃないかなと思うけどね。
阿部千聡:そうかもしれないですね。政治家のポスターとかも、みんなの頭の中にある、あれだから面白いんですよね、きっと(笑)
博多大吉:うん、そう。で、ちゃんと風刺も効いてるしね。だから、ボケとしても凄く飛びすぎてるボケはないし。
阿部千聡:うん。
博多大吉:彼らは、昔はもっともっと尖ってて、「分からない人は切り捨ててもう構わない」みたいな。
阿部千聡:うん。
博多大吉:ってことになりがちなのよ、大喜系漫才って。でもちゃんと歩み寄るというか。ちゃんと幅広い世代、少しでも多くの人が笑えそうなワードというか、ギリギリのところを攻めてきてるっていうのは、凄い面白かったし。
阿部千聡:いやぁ。
博多大吉: 唸らされましたね。やっぱあの政治のポスターは(笑)
阿部千聡:あれは最高でしたよね(笑)
博多大吉:やっぱなんかね、世の風刺にもなってるし、なんか風潮というかね。
阿部千聡:はい。
博多大吉:兵庫県知事戦以降さ、なんかネット上でもさ、政治に対する関心がやや高まりつつある時代背景もあって、もうバチンってハマったね。
阿部千聡:「ポスターで遊ぶな」みたいな声もよくあったじゃないですか、都知事選とか。ちゃんと言ってましたもんね、「それ、それ」っていう(笑)
博多大吉:そう。だから、大喜利系漫才に共感を「こういう形で落とし込んだんだ」っていうのは、本当に唸りましたね。
阿部千聡:そうですね。
博多大吉:でも、最後の方のね、なんかスマホの画面割る店とか、ちゃんともうアホみたいなやつも残しといてっていうね。
阿部千聡:はっはっはっ(笑)そうですね。
博多大吉:川北君は相変わらず上手やけど、いやガク君がやっぱ上手いね。
阿部千聡:うん。