2024年7月11日放送のニッポン放送系のラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』(毎週木 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史が、「石丸構文」などが生まれた都知事選後の選挙特番を見ていて政策内容より「ディベートのテクニック」が目に付いたと指摘していた。
岡村隆史:都知事選挙も終わりまして、一件落着…一件落着というか、まぁ、アレなんですけれども。
矢部浩之:うん。
岡村隆史:面白かったですね。面白かったというか、選挙特番みたいな。昔って、若い時って選挙の時って、あんな特番もう早く終わって、通常通りの番組やってくれと思ってたじゃないですか。
矢部浩之:まぁね。
岡村隆史:年齢重ねてくると、やっぱああいうのちゃんと見て。なんかやっぱどっかでちゃんとこう政治に。カッコイイ言い方でもなんでもないですけど、政治に向き合ってる自分がいるんだって思えるというか。
矢部浩之:ふふ(笑)
岡村隆史:「ああ」っていうさ。
矢部浩之:まぁ、昔よりはこう話す内容は聞くよね、候補者のね。
岡村隆史:そう、そう。
矢部浩之:どんなことを言うてはんのか。
岡村隆史:でも、言うてること分かれへんねん。結局、カシコ同士の喧嘩みたいになってるから、それがなんか面白いなぁと思って。
矢部浩之:うん。
岡村隆史:「イエスかノーか」とかでも答えはれへんし。
矢部浩之:まぁ、普通じゃないよね、問いかけに。アンサーが。
岡村隆史:言うたらアカンことがあるのか、遠回しに煙に巻くやり方なのかなんか分かりませんけれども。
矢部浩之:うん。
岡村隆史:なんかテレビ見てて、なんでこうなんかグチャグチャ遠回りに言うのかなぁとか。
矢部浩之:うん。
岡村隆史:お互いが、「スタジオにいる人もなんでこんな喧嘩腰でやり取りしはんのかなぁ」とか。「嫌いなんかなぁ」と思ったりしながら見てると、面白いなぁと思って。
矢部浩之:論破されたくない合戦、みたいな(笑)
岡村隆史:今、だから論破、論破って言われてるじゃないですか。
矢部浩之:うん。
岡村隆史:なんか…何なんでしょう。僕らなんかにはよく分かりません、カシコ同士のマウントの取り合いやからよう分かりませんけど。
矢部浩之:ふふ(笑)「うわぁ、本当ですね」とかあってもええねんけどな(笑)「うわぁ、痛いところ突かれた」って(笑)
岡村隆史:「それ言います?勘弁してくださいよ」でええやん。
矢部浩之:みたいなのが、近づきやすいというか。
岡村隆史:なんかすぐ「定義は?」とか。「定義って…」ってなんねん、こっちからしたら。
矢部浩之:ふふ(笑)
岡村隆史:なんやろな、それもなんかかわし方、テクニック、ディベートなんか分からへんよ。
矢部浩之:すり替えたりね。
岡村隆史:まぁまぁ、しながらやねんやろうけど。
矢部浩之:うん。
岡村隆史:なんかこれ、だから「石丸構文」とかも言われてはるやんか。
矢部浩之:うん。
岡村隆史:その人らのそのディベートのパターンというか、そういうのがもうあんねんなぁと思って。
矢部浩之:うん。
岡村隆史:カシコの人ほどそういう色んなテクニックを持ってて。痛いところ突かれたら、なんか上手いこと遠回ししながら、話すり替えるとか。そういうなんかテクニックをちゃんと持ってはんねんなぁと思って。
矢部浩之:うん。
岡村隆史:今回も、自分が気づいたんは、話の途中で「ふんっ」て笑ったりしはるやん。
矢部浩之:うん。
岡村隆史:あれって、もう絶対その人、笑った側がマウントとってる。
矢部浩之:そうよ。
岡村隆史:「いや、あなたの言ってることおかしいんですよ」って。
矢部浩之:「レベルの低い」的なね。
岡村隆史:「質問されてることが、ちょっとおかしくて笑っちゃったんですけど」って言うんですけど。
矢部浩之:うん。
岡村隆史:普通の会話してて笑うことなんかないやん。
矢部浩之:うん。
岡村隆史:「こいつ、おかしなこと言うたな」と思って、笑うことなんかないんですよ。あれだからもう演技でしかないんですよ。