2024年5月14日放送の読売テレビの番組『にけつッ!!』にて、お笑い芸人・千原ジュニアが、「ジュニア」の名付け親である喫茶店のマスターが亡くなったため線香をあげに行ったと告白していた。
千原ジュニア:俺が15で入って。で、その時に14歳がチャンス大城。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:俺とチャンスだけ、その若いの。
ケンドーコバヤシ:うん、そうですね。
千原ジュニア:で、15歳で入った時に、せいじは19歳で、今とまた全然雰囲気違うけど、アメリカ村。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:若い子たちが集って、みたいな。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:凄く活気のある。
ケンドーコバヤシ:そうですね。
千原ジュニア:色んな夢を抱えた人たちが、みたいな。で、そこのホワイトロックっていう喫茶店があって。そこに、若い夢を持った、ホンマ腰までの金髪のヘビーメタルバンドで、「俺は世の中へ出て行くぞ」と。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:俳優を目指してて、とか。夢を持った人たち。その中に、俺は芸人でっていう、千原せいじ少年がいて。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:で、そこに俺もせいじがバイトしてるからって、男の人ばっかり。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:で、そこ行って遊んでもらってた。で、俺だけ群を抜いて子供やから、「お前、子供やなぁ」って、そこの28歳の当時店長をやってた人が、俺を「ジュニア」って名付けて。
ケンドーコバヤシ:うん。子供やから。
千原ジュニア:子供やから。で、「弟でジュニアっておかしいですよ」って人、たまにいんねんけど。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:それは別にええねんけど、俺は子供のジュニアやねん。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:で、「ジュニア、ジュニア」って遊んでもらってて。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:ほんなら、その名付け親の人が去年、亡くならはって。
ケンドーコバヤシ:あら。
千原ジュニア:で、未だにそのバイトしてたメンバーと俺は、つながりがある。
ケンドーコバヤシ:はい、はい。
千原ジュニア:で、連絡がきて、「今度、線香あげに行かへんか?」って。行きたいって、関西の田舎の方やねんけど。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:で、日にちを出してくれって、俺、2日出した。
ケンドーコバヤシ:はい。
千原ジュニア:大阪行ける、関西行ける時に。
ケンドーコバヤシ:はい。
千原ジュニア:ほんなら、この日は行けるけど、この日はアカン、と。で、カズヤって仲良い奴が植木屋やねんけど。「大阪、飛行機で来んのか?」「うん、伊丹」「俺、伊丹の近所やから、迎えに行くから飲み行こうぜ」って、久しぶりに「行こか」って、行った。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:ほんなら、空港着いたら待っててくれて。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:「乗れや」言うたら、もうボロッボロの軽トラやねん。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:荷台にも荷物いっぱい。足元にも道具いっぱいで。
ケンドーコバヤシ:土もついてるような。
千原ジュニア:そう。「そこ乗っかってええから」言うて。
ケンドーコバヤシ:はい。
千原ジュニア:ほんで、軽トラこんななって。
ケンドーコバヤシ:ありますよね(笑)
千原ジュニア:で、どこ行くねんって、住宅街をブワーッ入っていって、キーッ止まって見たら、自動販売機。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:氷結買うねん、そこで。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:俺、お酒の自動販売機、外にあんの久しぶりに見たわって。
ケンドーコバヤシ:最近見ないですね。
千原ジュニア:見ぃひんやん。東京ないで。ビジネスホテルの中やん。
ケンドーコバヤシ:はい。
千原ジュニア:で、買ってそれ軽トラの荷台放り込んできよって。
ケンドーコバヤシ:軽トラたるゆえんというか(笑)
千原ジュニア:で、2~3分のところで「家で飲もう」って。
ケンドーコバヤシ:家で飲むんか。
千原ジュニア:で、家で飲んで。息子も23歳で。息子も親父に憧れてなのか、植木屋。よそで植木屋やってんの。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:ほんなら、23歳の息子が、週に3回、一緒に住んでんのに電話かかってきて。「親父、飲みに行こうぜ」って、誘われんねんって。そんな幸せなことないで、と。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:息子と飲みたいって。せいじなんか、俺に息子に言うてくれって言うからな。
ケンドーコバヤシ:そうですね(笑)
千原ジュニア:で、俺が言うたら、「NO」って言われて(笑)
ケンドーコバヤシ:はっはっはっ(笑)
千原ジュニア:だから、ほんま息子の方から親父にって、幸せなことやでって言うてて。…で、線香あげさせてもらいに行こうって、電車乗り換えて、乗り換えて。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:ほんなら、全然そんなこと知らんかってんけど、家族の人も「喜んでると思います。実は…」って、パッと見たら、俺らの、千原兄弟の当時の新聞の切り抜きとか全部スクラップしてはんの。
ケンドーコバヤシ:ああ、それはね。
千原ジュニア:「え?」って、俺も全然知らんかったから。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:ほんで、「ホンマですか」って、「喜んでると思います」って、ジュニアっていうのを、みんなが、色んな方が「ジュニア、ジュニア」って呼んでくれてるのを、嬉しそうに見てましたって。
ケンドーコバヤシ:それはそうやわ。俺がつけたんやって。
千原ジュニア:親やから。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:「あ、ホンマですか。ありがとうございます」って、その人が大好きやったお酒とかいただいて、「ほな帰ります」って。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:で、出たらホンマの田舎やから、真っ暗やねん。街灯全くないねん。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:で、俺が先頭歩いててんけど、めちゃくちゃ深い溝、蓋なかってん。
ケンドーコバヤシ:ふふ(笑)
千原ジュニア:バーンって落ちて。ほんなら、後ろ歩いてる奴ら、「脚とれた」思ったみたい。
ケンドーコバヤシ:突然(笑)
千原ジュニア:暗闇でバーン落ちて。ほんで、大怪我、骨折とかそんなん危ないやん。
ケンドーコバヤシ:危ない。
千原ジュニア:あんなん、原チャリとかやったら死ぬで。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:奇跡的にまっすぐドーン落ちて、全く無傷やってん。
ケンドーコバヤシ:ああ、普通に着地できたわけですか?
千原ジュニア:そう。だからホンマ、変な話やけど…
ケンドーコバヤシ:ああ。
千原ジュニア:守ってくれはったんちゃうか、みたいな。でも、守るならこれにせんでええやん(笑)
ケンドーコバヤシ:はっはっはっ(笑)