鈴木おさむ、槇原敬之が『世界に一つだけの花』を生み出すきっかけになったのは「SMAPのために書いた、子供の誕生を喜ぶ歌」だったと明かす

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2024年4月26日配信開始のYouTubeチャンネル『ReHacQ』の動画にて、元放送作家の鈴木おさむが、槇原敬之が『世界に一つだけの花』を生み出すきっかけになったのは「SMAPのために書いた、子供の誕生を喜ぶ歌」だったと明かしていた。

鈴木おさむ:飯島三智さんは厳しいですね。(稲垣吾郎が逮捕された)翌年、僕に曲を作れって言われたんですね。それは、『時間よ止まれ』って曲を作るんですけど、吾郎ちゃんがコンサートに行って、それを歌うたびに涙するような。

後藤達也:うん。

鈴木おさむ:自分が毎回、申し訳ないことをしたってファンの人に思うような曲を作って欲しいって言われるんです。

後藤達也:うん。

鈴木おさむ:それって、普通しないですよね。忘れて欲しいし、次の年は次の年。でも、吾郎ちゃんにそのことを言わせてる、かつそれをエンタメにしてるじゃないですか。

後藤達也:うん。

鈴木おさむ:だから、僕はそこが凄いって思って。だから僕が、飯島さんに一番怒られたことで…「あなたはずっと見てたんだから、稲垣吾郎のそれを曲にしろ」って言われて、歌詞を書いたんです。

後藤達也:うん。

鈴木おさむ:そしたら、電話かかってきて。「ふざけんじゃねぇ」と。僕はさすがにちょっと、気を使って少し緩めに書いたんですよ。そしたら、「こんなチャンスを、こんな緩いもの作りやがった」みたいな感じで(笑)

後藤達也:おお(笑)

鈴木おさむ:めちゃくちゃ電話で怒られたんです(笑)で、その時の同じアルバム で、槇原敬之さんが逮捕されて事件後に、飯島さんが「チャンスで、こういう人がいい曲を作るんじゃないか」っつって、振ったんですよ。

後藤達也:うん。

鈴木おさむ:そしたら、槇原さんが子供が生まれた歌を作ってきたんです。

後藤達也:うん。

鈴木おさむ:それは、木村拓哉の結婚の翌年で、あの人はまたあの人でクレイジーなんですけど、そのSMAPというグループで子供が生まれた喜びっていう歌を、多分木村拓哉がいるグループで歌わせたらいいんじゃないかと思って。

後藤達也:うん。

鈴木おさむ:普通、ダメですよね。なんですけど、飯島さんがその歌をめっちゃいい歌だったんだけど、さすがにファンのことを考えて、やめたんですよ。

後藤達也:うん。

鈴木おさむ:で、それを言って、「槇原敬之がね、このタイミングで子供が生まれる歌を作ってきたんだぞ!なのに、あんたのその日和り振りはなんだ!」みたいな感じで、めちゃくちゃ怒られて(笑)

後藤達也:ふふ(笑)

鈴木おさむ:「まぁ、槇原敬之はボツにしたけどね」みたいな(笑)

後藤達也:ふふ(笑)

鈴木おさむ:「ボツにしたんかい」みたいな感じなんですけど。で、僕は反省して。たしかに、こんなチャンスをもらって、あんな事件のことを歌にできるって、ないじゃないですか。作り手冥利に尽きるのに、俺、自分でブレーキかけてたなと思って。

後藤達也:うん。

鈴木おさむ:それで作り直して、『時間を止まれ』って曲にして「いいじゃん」って褒められたんです。

後藤達也:うん。

鈴木おさむ:で、褒められてよかったっていう話があるんですけど、ここにオチがあるのが、槇原さんはそこで、締め切り直前だったんで、槇原さんはもう無理かもっていうことだったんですけど、槇原さんが「いや、ちょっと待ってくれ」っつって、1週間もなかったんですけど。

後藤達也:うん。

鈴木おさむ:その曲がボツになって、新しく作ってきた歌が『世界に一つだけの花』なんですよね。

後藤達也:おお。凄いオチました。

鈴木おさむ:結局、槇原敬之が一番凄いって話なんですけど(笑)

後藤達也:ふふ(笑)

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