2024年2月7日放送のニッポン放送系のラジオ番組『伊集院光のタネ』(毎週火-金 17:30-18:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、甲本ヒロトを前にしたサンボマスター・山口隆の心境が手に取るように分かった理由について語っていた。
伊集院光:ヒロトさん、『オールナイト』聞きましたよ。
甲本ヒロト:ああ、有楽町?
伊集院光:有楽町ですし、有楽町モードで話しますけど(笑)
甲本ヒロト:ふふ(笑)
伊集院光:オールナイト聞いて、もう凄い自分が好きなレコードをバンバンかけて。
甲本ヒロト:うん。
伊集院光:最初はなんか大人しく、「一人じゃ喋れない」みたいなこと言ってたのに。
甲本ヒロト:はい。
伊集院光:ノッてましたね。
甲本ヒロト:あのですね、山口君が…
伊集院光:サンボマスター。
甲本ヒロト:サンボマスターの。僕は一人では無理だと思ったから、彼を呼んだんですよ。
伊集院光:うん。
甲本ヒロト:そしたら、レコードかけるたびに、オンエア中にずーっと質問してくるんですよ、いっぱい。
伊集院光:しますよ。
甲本ヒロト:で、僕はそれいうことに対してもう一生懸命答えるんですね。で、資料があるわけじゃないんで、もううろ覚えの内容も含めて、いっぱい喋るんです。
伊集院光:はい。
甲本ヒロト:ほんで、曲あけでその内容を今度リスナーに向けて喋ろうとするから、もういっぱいいっぱいで。
伊集院光:ふふ(笑)
甲本ヒロト:もうロボみたいになって、マシーンのように喋りましたね。
伊集院光:いや、だけど凄かったのは、僕はその気持ちが凄い分かるのは、かかっちゃうっていう、お笑い用語で。まぁ元々競馬用語で、言うんですけど。
甲本ヒロト:うん。
伊集院光:「ヤッベェ、あの憧れの甲本ヒロトが前にいる」ってなったら、「何か聞かなきゃ、何か喋んなきゃ。俺がファン代表でもあるんだ」ってなって、変な感じになっちゃって、大体一旦、ヒロトさんのテンションが落ちるっていう現象を、何度も経験して。
甲本ヒロト:うん。
伊集院光:あまりに上にあげちゃうから。
甲本ヒロト:ああ、はいはい。
伊集院光:それが、途中から「このオッサンおもしぇ。俺の知らないロックのことすげぇ知ってるし、面白ぇレコードいっぱい持ってきてる」みたいな感じに変わってくのが面白かったですねぇ。