2023年11月6日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、『ゴジラ-1.0』をゴジラ映画の最高到達点であると絶賛していた。
伊集院光:ゴジラ見たの、『ゴジラ-1.0』を見に行って。で、これ自体はもう人と違うこと言いたいよ、それは。人と違うこと言いたいけど、この大評判の中、「俺はさ…」って言いたいけど、面白い。
めちゃめちゃ面白かった。もう周りがもう、みんな面白かったって言う。みんなめちゃめちゃ面白かったていう中、一人だけ俺の知り合いの、ゴジラとかめちゃめちゃ好きな人 が、「もう特撮は凄かったんだけど、ストーリーがさぁ…」とかみたいな話をする奴がいて。
そいつに、「何を求めてるの?」と。俺の中では…ストーリーも全然俺の中で全然悪くないよ。悪くないんだけど、「元々、ゴジラにどこまで求めてた?」っていう。
一番面白かった初代のゴジラも、そこまでストーリーが凄かったかって言うと、あそこは日本、昭和29年ですよ。戦争終わってまだ10年経ってない時に、その戦争を経験してる人たちに、戦争そのもの、下手すれば原子爆弾そのものの化身であるところのゴジラが来たっていう恐怖をみんなに教えるっていう。
みんなに見せるっていう、そのインパクトの凄さがあれば、ストーリーが凄く細かくなくても良かったし。まぁ当時のそのSFX技術で十二分だったってのは分かるんだけど。もうなんか、俺はもうこの『シン・ゴジラ』あたりからそうだけど、「生きててよかったなぁ」っていう。
仮面ライダーの時もそうだけど、「生きててよかったなぁ」って。なんかずっと途中から、俺が物心ついた頃には、もうゴジラは「東宝チャンピオン祭り」の中の割と子供に愛される着ぐるみプロレスみたいな状態になってたんで。
で、その後復帰はしてくるんだけど。もうこれ以上ゴジラに求めるものはないなっていうぐらい、めちゃめちゃ面白かった。