伊集院光、立川志らくを始めとする立川一門の落語家たちを「避けていた」理由を告白

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2023年8月10日放送のニッポン放送系のラジオ番組『伊集院光 ザ・ラジオショー』(毎週月-木 13:00-15:30)にて、お笑い芸人・伊集院光が、立川志らくを始めとする立川一門の落語家たちを「避けていた」理由を告白していた。

伊集院光:僕も昔は落語家でした。で、落語家は一応、入った順に1日でも早いと偉いっていう、凄い強い縦社会になってるんです。

箕輪はるか:はい。

伊集院光:で、多分志らく師匠、僕より3ヶ月ぐらい後に入ってると思うんです。僕は、当時の三遊亭楽太郎、亡くなった三遊亭円楽のところに入ってて。

箕輪はるか:はい。

伊集院光:で、ちょっと後に談志師匠のところに、志らく師匠が入ってて。

箕輪はるか:はい。

伊集院光:で、面倒くさいのは、見習い期間とか芸名をもらうとか、初高座とかがあるから、その辺がグチャグチャってなってるんですよ。

箕輪はるか:はい。

伊集院光:で、僕が落語をやめて、落語家だったことを隠して「伊集院光」って名前で活動を始めた時に、志らく師匠はちょっと談志師匠のところに面白い人がいるっつって、ラジオとか出すんですよ。

箕輪はるか:はい。

伊集院光:で、ある日、この局が夜の深夜で面白いって言われてる伊集院光と、ダブルゲストで立川一門の志らく師匠と談春さんの「立川ボーイズ」っていうんだけど、この若手3人をゲストで呼んだんです。

箕輪はるか:はい。

伊集院光:だけど僕は、落語を辞めた時の師匠との約束で、「売れて恩返ししますから、師匠の名前を使うようなことをしません」っていう話をしてて。

箕輪はるか:はい。

伊集院光:そしたら、なんか話の流れの中で、落語の話題に寄ってって。

箕輪はるか:はい。

伊集院光:で、立川ボーイズも結構破天荒な人だったんだけど、僕が落語家だってことを言わずに進行してくれたんだけど、真ん中にあった司会の人が、「落語はどうなの?」って、ちょっと意地悪に俺に振ったんだよ。

箕輪はるか:ああ、はい。

伊集院光:で、その時に「落語って何ですか?」って、俺、焦っちゃって。

箕輪はるか:ああ。

伊集院光:「落語って何ですか?食えるんですか」って言って。そしたら、志らく師匠が「お前!」って言ったの、生放送で。

箕輪はるか:ふふ(笑)

伊集院光:「お前!」って言って、その時のなんだか分からない感情の。たしかに俺が悪い。焦っちゃって、落語触れない約束だったのに、毒舌でおなじみの志らく師匠どころか、全然関係ない司会の人がそれを言ったから。

箕輪はるか:うん。

伊集院光:焦っちゃって。とぼけるにも程があるだろうみたいなこと言っちゃったら、さすがに「その言い方ないだろう」と思って、志らく師匠が「お前!」って言ったの。で、その「お前」に対して俺は「そっちより上だかんね」みたいな。

箕輪はるか:はい(笑)

伊集院光:「年は志らく師匠が上だけど」みたいなのがグチャグチャってなって、凄い雰囲気悪く分かれたの。で、ずっと志らく師匠が俺のことを怒ってる、と。

箕輪はるか:おお。

伊集院光:志らく師匠は、「アイツは本当に失礼な奴だ」って怒って。しかも面倒くさかったのが、そのやり取りを聞いてた、そこにいなかった上の人が雑誌に「こういう奴がいる」って書いて。

箕輪はるか:ああ。

伊集院光:「売れるために噺家を足蹴にして、踏み台にしてる奴がいる」みたいなことを書いて。

箕輪はるか:ああ。

伊集院光:俺はこれ相当、志らく師匠及び立川一門に怒られてるなと思って。あれから何十年、ずっと避けてたんです。

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