2023年6月3日放送のTOKYO FMのラジオ番組『土曜日のエウレカ』(毎週土 17:00-17:55)にて、お笑いコンビ・麒麟の川島明が、板尾創路が島田紳助に弟子入りするため紳助の住所を調べた方法に驚いたと語っていた。
川島明:まず、板尾さんが、芸人目指したきっかけというのはあったんですか?
板尾創路:きっかけは、本当になんでしょう…まぁ、大阪生まれで、大阪で育った人間なんで。
川島明:ええ。
板尾創路:まぁ、それは当然、お笑いは好きというか。
川島明:はい。生活に馴染んでますからね。
板尾創路:普通にね、新喜劇とか、漫才とかっていうのは、まぁもう普通に好きで。凄いなぁと思いながら、リスペクトしてたわけですけど。
川島明:はい。
板尾創路:まさか、自分がそういう世界に行けるなんていうのは、もうこれっぽっちもおこがましいと思ったので、特に目指してたわけじゃないんですけど。
川島明:ああ。
板尾創路:映画が僕、好きだったんですよ。割と小学校高学年ぐらいから、テレビですけどね。
川島明:はい。
板尾創路:テレビで、洋画劇場みたいな。映画は割と好きで、俳優とか役者みたいなんは、ちょっと興味はあったんですけど。
川島明:ああ。
板尾創路:それも、言うたらもっとお笑いよりももっとなんかハードルが上というかね、僕らからしたら。もう凄いこと、そんなことはできるわけない、と。
川島明:ただの憧れ。
板尾創路:うん、別世界みたいに思ってたんですけど。高校卒業して、本当に趣味もないような人間なので、やりたいことがなくて。
川島明:へぇ。
板尾創路:結局、高校だけ卒業して、就職もせずになんかブラブラしてたんです よね。
川島明:いわゆるフリーターみたいな。
板尾創路:そうですね。当時はそんな言葉なかったけど。それで、やっぱりなんかせなアカンなぁと思って。好きなこと、自分が好きなこと、ちょっとやってみるのもあれかなって思って。
川島明:ああ。
板尾創路:お芝居とか、テレビとか。やっぱりエンターテインメントの仕事やりたいなっていうのは、ちょっとあったんですけども。
川島明:はい。
板尾創路:だから、なんやろな。でもホンマにぶっちゃけて言うと、やりことが なかったから(笑)ちょっとなんか…多分無理やろうけど。
川島明:覗きに行った感じですね。
板尾創路:そうですね。
川島明:それでNSCに行くという?
板尾創路:いや、僕ね、その当時、養成所はあるけど、存在は知らなかったんですよ。それは当時、ダウンタウンさんとか、ハイヒールさんとか、トミーズさんとかいらっしゃったんですけど、でもまだそんなに世間的に認知されてなかった。
川島明:爆発はしてなかったですか。
板尾創路:素人の僕は知らなかったので。芸能界に入るのどうしたらいいかわからなかったんですよ。それで、島田紳助さんが…紳助竜介さん、僕、大好きやったんで。
川島明:ああ。
板尾創路:ちょっと勝手に、近いものを感じてしまって。「紳助さんやったら弟子にしてくれんちゃうかな」って。凄い、安易な。
川島明:感覚だけですね(笑)
板尾創路:感覚だけ(笑)何の勝算もなしで。で、紳助さんとこの家に、直接行って「弟子にしてください」って。
川島明:あ、家に?
板尾創路:家に。大阪の芸人って、もう大体どこに住んでるとかね。
川島明:セキュリティゼロ(笑)運転手に聞いたら分かるという(笑)
板尾創路:セキュリティゼロの時代。当時ね、なんかラジオとかそういうの聞いてると、なんとなく個人情報って漏れてくるじゃないですか。
川島明:はい。
板尾創路:なんとなくは知ってたんですけどね。ここっていうのはわからなかったんですけど、なんかね、紳助さんが住んでる家の管轄の市役所行ったらね、教えてくれたんですよ(笑)
川島明:ふふ(笑)考えられないですよね。
板尾創路:聞きに行った俺も、どうかなと思ってるけど(笑)
川島明:でも、答える方が(笑)
板尾創路:窓口のお姉ちゃんかなんかが教えてくれて。地図で、「ここですよ、長谷川さんの家」って。
川島明:図書館教えるぐらいの感覚で(笑)「長谷川さん」言うてもうてるし(笑)
板尾創路:はい。「ここですね」って。「巨人師匠の前が斜め前で」って。
川島明:はっはっはっ(笑)