伊集院光、『深夜の馬鹿力』で「一言も発さない」放送作家や河野かずおを前にして一人喋りをするというスタイルを続けている理由「炭鉱のカナリアって言うんだけど…」

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2023年3月29日放送の朝日放送テレビの番組『これ余談なんですけど…』(毎週水 23:17-)にて、お笑い伊集院光が、『深夜の馬鹿力』で「一言も発さない」放送作家や河野かずおを前にして一人喋りをするというスタイルを続けている理由について語っていた。

濱家隆一:ラジオの帝王、伊集院さんがやってきましたということで。

山内健司:はい。

濱家隆一:パーソナリティ歴30年突破。

伊集院光:うん。

濱家隆一:凄いですね、30年。

山内健司:伊集院さんって、お一人?アシスタントいました?

伊集院光:いないです。構成のスタッフついたりするけど、一言も発さないっていうルールなんですよ。

濱家隆一:へぇ。

山内健司:絶対、やってくれた方がやりやすい。

濱家隆一:考えられへんなぁ。

伊集院光:そうね…「炭鉱のカナリア」って言うんだけど。炭鉱って…余談ですけど。

濱家隆一:はい(笑)

伊集院光:炭鉱で働いてる人たちって、カナリアを連れてるの。

ゆうちゃみ:カナリア?

伊集院光:可愛い小鳥。

濱家隆一:炭鉱は分かるやんな?

ゆうちゃみ:炭鉱分かんない(笑)

伊集院光:ヤベェ(笑)

濱家隆一:洞窟入っていって…

伊集院光:中から石炭とかを掘って、地上に持ってくる、凄い過酷な仕事。

ゆうちゃみ:ああ、なるほど。仕事の内容ですね。

伊集院光:うん。そのマッチョな男たちは、仕事に行くのに必ず小鳥を…カナリアって、黄色い可愛い声で泣く小鳥をいつも連れていくのね。

ゆうちゃみ:なんでですか?

伊集院光:それは、毒ガスが発生することがあるの、炭鉱って地中深くで。

ゆうちゃみ:鳥の中から毒ガス?

濱家隆一:なんでやねん。

伊集院光:毒の鳥を連れてくの?(笑)

濱家隆一:ちょっと考えたら分かるで(笑)

伊集院光:炭鉱の洞窟の中で、毒ガスが発生している場所があって。そこを間違えて掘っちゃうと、徐々に毒ガスが出てきて。炭鉱で働いてる人、死んじゃうのよ。

ゆうちゃみ:ああ、死んじゃう。

伊集院光:だけど、小鳥って弱いから、ちょっと毒ガスが漏れただけでも、チチチッて苦しみ出すのよ。可哀想だけど、そのおかげでみんな毒ガスで死ぬことがないわけ。

ゆうちゃみ:ひよこのおかげで?

濱家隆一:カナリアね。

伊集院光:うん、カナリアのおかげで。だから、前にいてくれるスタッフが、ニコニコしてたりとかが、小鳥が反応してんのと一緒で。

山内健司:なるほど。

伊集院光:これが多分、世間の縮図なんじゃないか、みたいなので。

濱家隆一:へぇ。

伊集院光:頼りに頑張るっていう。

濱家隆一:でも、今、ゆうちゃみと喋ってんの見てたら、一人で喋ってる方が楽ですね。

伊集院光:はっはっはっ(笑)

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