2023年3月28日放送の読売テレビの番組『にけつッ!!』にて、お笑い芸人・千原ジュニアが、バイク事故で入院中に東野幸治が差し入れてくれた『鶴瓶上岡パペポTV』最終回のノー編集テープがなければ芸人として復帰していなかったと告白していた。
千原ジュニア:俺、バイクで事故って。顔面グッチャグチャで、「もう表に立つのは無理やな。芸人あきらめるしかないな」っていう、東京女子医大のベッドの上。
ケンドーコバヤシ:はい。
千原ジュニア:そこに色んな芸人さんが来てくれはる中、東野さんが当時、週に2回とか3回ぐらい来てくれててん。
ケンドーコバヤシ:うん、うん。
千原ジュニア:で、ご飯食べられへんって言うてんのに、『美味しんぼ』全巻持ってきてくれたりとか。
ケンドーコバヤシ:最悪じゃないですか。
千原ジュニア:ふふ(笑)それ、ジョークで。
ケンドーコバヤシ:ジョークね。
千原ジュニア:で、今田さんがバイク中古車の雑誌持ってきてくれたりとか。
ケンドーコバヤシ:今、それが一番アカンねんってものをね。
千原ジュニア:色んな芸人さんがね、あの手この手で。
ケンドーコバヤシ:はい。
千原ジュニア:主人公が最終的にバイクで事故って死ぬ映画、とか。
ケンドーコバヤシ:はい、はい。ツッコミもまともにできないぐらいの体でしょ?
千原ジュニア:そう、そう、筆談やから。
ケンドーコバヤシ:はっはっはっ(笑)
千原ジュニア:車いすで動けるかな、ぐらいの時に、山崎邦正さんがわざわざ東京衣装で、悪魔の衣装を借りて、槍持って「迎えに来たぞ」ってやりたかったんでしょうね、トイレで着替えてるところを俺、見てしまって。
ケンドーコバヤシ:ふふ(笑)山崎さんね(笑)
千原ジュニア:で、最初に来てくれたのは板尾さんですけど、そこから東野さんが来てくれはったりして。
ケンドーコバヤシ:うん、うん。
千原ジュニア:で、一本のビデオテープを持ってきてくれはって。
ケンドーコバヤシ:はい。
千原ジュニア:これが何かって言ったら、読売テレビでやってた『パペポ』。
ケンドーコバヤシ:はい、上岡龍太郎師匠、鶴瓶師匠がね。
千原ジュニア:それこそ、こういう観覧のスタイルの番組をやられてた。その上岡さんが引退される、鶴瓶師匠が上岡さんにはダマで「実はゲスト呼んでます」で、島田紳助さんが出てきはって。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:で、紳助さんが1時間ぐらい喋り倒して、爆笑につぐ爆笑。
ケンドーコバヤシ:はい。
千原ジュニア:これで終わりやって思ったら、実はもう一人って、「この人です」ってさんまさんが出てきはって。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:1時間、さんざん喋って、スペシャルやから1時間半やったんですけど、オンエア。それが3時間半収録。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:これの、世には一切出ていない、ノー編集のビデオテープ、後々聞いたら、「アイツもうやめるつもりやな。これ見たら気持ち変わるんちゃうかな」って思いで持ってきてくれはったんやって。
ケンドーコバヤシ:はい、はい。
千原ジュニア:東野さんが。で、俺はそれを見て、泣きながら「そっちに戻りたい」って思って、色々手術を受けたりするっていう。
ケンドーコバヤシ:裏方に回ろうかって考えてましたもんね。
千原ジュニア:そう、そう。作家さんになろうかとか。
ケンドーコバヤシ:さっぱり足を洗おうか、と。
千原ジュニア:そう。だから、読売テレビの『パペポ』がなければ、ないんですよ。