2023年3月3日放送のABCラジオの番組『東野幸治のホンモノラジオ』(毎週金25:00-26:00)にて、お笑い芸人・東野幸治が、『街録ch』三谷三四郎ディレクターが語る平成ノブシコブシ・吉村崇のロケ芸人として優秀な証に驚いていた。
三谷三四郎:タレントが優秀すぎても、ロケつまんないんですよ。「もう、俺じゃなくていいじゃん」みたいな。
渡辺鐘:うん。
東野幸治:ふふ(笑)
三谷三四郎:「ADが優秀なカメラマン連れてって、台本あればできます」みたいな。
東野幸治:じゃあ、あなたが言う「この人、完璧にできるから、もうこの人やったら別に俺いらんわ」っていうの誰なん?
三谷三四郎:吉村さんとか、僕行ってないんですけど、同じ番組をやってた人のロケで、吉村さんが行ったV、いつもよりカット線がめちゃ少ないんですよ。
東野幸治:うん。
三谷三四郎:「あ、これあんまりロケ時間かかってないな」って思って。
東野幸治:へぇ、分かるんですか?プロが見たら。
三谷三四郎:分かります、分かります。「ヒマだったろうな、ディレクター」って思ったんですよ。
東野幸治:ああ、なるほど。
三谷三四郎:で、「これはこれでつまんないだろうな、この現場に行ったら」って。
東野幸治:うん。
三谷三四郎:で、逆もキツイんですよ。
東野幸治:うん。
三谷三四郎:どうにもならなくて、なんとかこねくり上げて、労力かかるんですけど…
東野幸治:うん。
三谷三四郎:で、怒られるんですよ。
東野幸治:上から。一生懸命撮ったけど、出来見たら上から怒られる。「なんやそれ」みたいなんがあったりする。
三谷三四郎:そう。で、「この台本のこのボケ言ってないの?」って言ってて。で、そのボケってあんま面白くないから、こっちは言わせたくないんですよ(笑)
東野幸治:ちょっと待って(笑)俺は演者側からすると、ディレクターが台本でそのボケ書いたら、「ディレクターがこのボケ入れたいんやろうな」って思うけど、そうじゃない、Dより上の人の要望のボケも入ってんの?
三谷三四郎:入ってます、入ってます。
東野幸治:知るか、そんなもん(笑)
三谷三四郎:当たり前じゃないですか、そんなの(笑)で、こっちは現場でそれ言いたくないのが分かってるから、「こんなボケを死んでも言うか」って顔をしてる人を目の前にしてるから。
東野幸治:はっはっはっ(笑)
三谷三四郎:「どうしよう…」って。とりあえず最終稿ですってみんなに送るやつはみんなにそれを撒いといて。
東野幸治:うん。
三谷三四郎:演者の人にだけ修正ペンで消しといて、しれっと渡すみたいな。
東野幸治:ああ、そこは怒られないようにね。演者の気持ちも立てつつ、みたいなこともやってた、と。
三谷三四郎:そうですね(笑)