2023年1月21日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『問わず語りの神田伯山』(毎週金 21:30-22:00)にて、講談師の神田伯山が、松本潤主演『どうする家康』を酷評する視聴者たちに苦言を呈していた。
神田伯山:一個言っておくと、「お前、『どうする家康』になんで触れないんだ?」と。松潤がリスナーにも関わらず、なんで触れないのかって言うと、それはまだ2話だから。
もうちょっとみんなそんなさ、ツイッターで「どうする家康」って見たらさ、もう「どうする松潤?」みたいになっててさ。「本当の意味で、どうするんだ?これは」みたいな。悪評が凄いじゃん。
俺、はっきり言う。これからだから!松潤のやりたいことは。「あの鎌倉殿が前だから、より下に見える」みたいなことを言うじゃん。でも、俺言っとくけど、もうね、これまた普通のこと言いますよ。
ずっと家康は、大河ドラマは津川雅彦利権があったわけですよ。津川雅彦と言えば家康、家康と言えば津川雅彦っていう。津川さんも、お兄ちゃんにも譲らないんだからっていう。
完全に途中から、もう家康のために生きてるぐらいの、そんな感じだったじゃん。で、やっぱ演技も上手いしさ、なんか俺らの中のさ、「家康と言えば腹黒い」みたいな、そういうイメージあったじゃん。
でも、やっぱなんか俺、ちょっといいなと思ったのは、この松潤が弱者芸をしてるじゃん、なんか弱い家康みたいな。でも、歴史的事実からしたら、最強武将なわけじゃん、天下を築くわけだから。腹黒いところも当然あったろうし。
でも、なんかさ、もう「どうしよう!」みたいなことを松潤が言ってるでしょ?(笑)なんかたまらないよね。。あんなの津川雅彦、「どうしよう!」とか言わないから。だから、なんかもう散々、マッチョな家康とか、もう古狸の家康とか、こすられ過ぎてるから。
で、なんかこう弱者の人に目を向けた方が、視聴率も稼げるみたいのあんだろうね。だから、最強武将がなんか弱者芸をしているみたいなのが、凄い俺、楽しくって。
で、よく言われてんのが、多分「歴史上最弱の家康」をやるんだろうみたいな感じでさ。で、これがしかし、史実としては天下統一していくわけだからさ。マッチョな松潤みたいなのも見れるわけでしょ?
それがたまらないなって、俺はもう期待しかないけど。みんなさ、もう1話1話で批評とかしてさ。あとなんか馬はCGだとかさ。歴史考証的にこれはどうなってんだとか。色んな奴がさ、もうとにかくつまんないみたいなこと言うじゃん。
腹立って!松潤ファンの俺としては。リスナーだし。だからこれ、松潤聞いてると思うから、俺励ます意味で言うけど、そこそこ面白いよ、そこそこ。まぁ、『鎌倉殿』には勝てないけど、今のところね。そこそこ面白いんじゃないかなって。