2022年12月23日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『問わず語りの神田伯山』(毎週金 21:30-22:00)にて、講談師の神田伯山が、爆笑問題・太田が大学時代の調子に乗っていた時の迷惑行為にも動じない白石佳代子の演技への集中力の凄まじさについてのエピソードを語っていた。
神田伯山：白石佳代子さんっていう、もう今、80歳ぐらいかな。もう有名な女優。もう本当に何だろう、女優の中でもう、一目も二目も置かれてるみたいなさ。
で、爆笑の太田さんがね、若い頃、大学生。だからまだ爆笑問題じゃない頃ですよ。白石加代子の劇団みたいなのに行ったんだって。その時に、1列目のまん真ん中で、まだその大学生時代、おちゃらけてるさおでんツンツン男みたいなもんだよ。
爆笑の太田さんも。白石さんがやってる時に、もうずっとふざけた顔とかで、「うう～っ！」って、なんか変な顔してたんだって。で、白石さんもそういう風な演技するからさ。で、それに対して2時間、白石加代子、微動だにしない。
で、終わった後に「アイツすげぇなぁ」って、太田さん言ってて。で、数十年後か、番組かなんかで白石さんと共演した時に、「いやぁ、白石さんね。僕ふざけてたんですけど、白石さんびくともしなかったんですけど。あれ、覚えてらっしゃいますか？」って言ったら、「あ、それ覚えてる」って、白石さんが。
「なんか終わった後、スタッフさんかなんかに、『すみません』って言われて。『え？何が？』って言ったら、『一列目でふざけた人がいて、あれをつまみ出そうか迷ってたんですけど、なかなかタイミング合わなくて』みたいなのって言ったんだけど、私、全然そんなの見えたなかった」って、20数年後ぐらいに気付いた時に太田さんが、「白石加代子すげぇ」っていう。
話に入りすぎて、俺の邪魔も気になんないって言ってんだけど、まず邪魔すんなよっていう。
