2022年12月19日配信開始のYouTubeチャンネル『ナイツ塙の自由時間』にて、お笑いコンビ・ナイツの塙宣之が、松本人志が真空ジェシカのM-1グランプリ2022ネタに指摘した「ボケとツッコミがアンバランス」という点について解説していた。
塙宣之:真空ジェシカも92点だったんだけど。シルバー人材センターっていうネタの入りからどうすんだろうと思ったら、笑いは凄く起きるんだけど、やっぱり次の段階に行くには、多分、松本さんも言ってたけど、ちょっとボケとツッコミのバランスがっていうところで。
それは多分、何年か前までのトレンドだとしたら、ボケの太字にするツッコミみたいのがトレンドだったと思うんだよね。これ、何回も俺、結構言ってるんだけど。
もしかしたらちょっとそれが、なんかもう…来年またそのブームになるかもしれないんだけど、ちょっと去年から今年に関しては、あんまりそれがなんかもう飽きられてるわけじゃないけど、ハマらないような感じで。
ウケてはいるんだけど、決定打がちょっとないような感じでしたかね。真空ジェシカに関しては。やっぱりこの予選だと令和ロマンがめちゃくちゃ惜しくて、めちゃくちゃ面白かったんです、敗者復活見てても。
ただ、令和ロマンも真空ジェシカも同じ大学卒業の落研コンビ、お笑いサークルコンビ。我々ナイツもそうなんですけど。やっぱりこう少し知的なんですよね。
知的なお笑いというと、やっぱ大喜利のお笑いになるんですよね。で、大喜利のお笑いになるとやっぱりどうしても、太字にするやつになるんですよね。説明するやつで笑わせるってやつなるんですよね。
そうすると、ミルクボーイなんか凄く成功例で。大喜利の笑いで日本一になったんだけど、あれはやっぱりしゃべくりの中で大喜利をやるっていうのを発明したわけで。
そう考えると、やっぱり令和ロマンも、真空ジェシカも、もう次の段階に行くには、ちょっとコント漫才の大喜利というよりは、もうしゃべくり漫才の大喜利の方で行くパターンもあるのかな、とちょっと個人的には思ったりしました。