2022年4月21日放送のMBSテレビの『かまいたちの知らんけど』にて、テレビプロデューサーの佐久間宣行が、芸人がテレビ界で「天下を獲った」からこそスキャンダルや不祥事が許されなくなったと指摘していた。
佐久間宣行:昔は、ネタ以外の売れ方も結構あったけど。
濱家隆一:うん。
佐久間宣行:今は、ベース一発ネタがちゃんと面白くないと、生き残れてない感じがする。
濱家隆一:うん。
山内健司:M-1なり、キングオブコントなりで、実績あるみたいなんが、一個効いてますね。
佐久間宣行:一個効いてるから。昔より多分、大変になったと思う。
濱家隆一:それが良いことか悪いことか分からないけど。
佐久間宣行:うん、分からない。本当は俺はもうちょっと、賞レースともなんとも関係なく、テキトーな人が売れた方が豊かだとは思うけど。
山内健司:それが今後、変わる…
佐久間宣行:だから昔の芸人のいい加減さが、今、全部ユーチューバーに行ってんのよ。
山内健司:ああ。
佐久間宣行:ヒカルとか。昔の芸人にあった乱雑さが、今、コムドットとかヒカルに行ってるのはたしかなの。
山内健司:ああ。
佐久間宣行:だから、若い子はユーチューバー好きなのよ。
山内健司:ああ。
濱家隆一:僕らが若い時に見てた、ダウンタウンさんのハチャメチャさとか。
佐久間宣行:そう。
山内健司:「無茶してるやん」っていうのが。
佐久間宣行:それがユーチューバーに行ってるのはたしか。本当の面白さは置いておいて、生き方、みたいなことね。
濱家隆一:それたしかにあるよなぁ。
佐久間宣行:それ、芸人って職業がテレビ界で天下とって、ワイドショーのコメンテーターからCMまでやるようになったから、それはスキャンダルはダメになるじゃん。
濱家隆一:そういうことですよね。
山内健司:先輩のせいなんや。
佐久間宣行:はっはっはっ(笑)
濱家隆一:そんな言い方すんな(笑)