2025年5月5日放送のテレビ朝日系の番組『耳の穴かっぽじって聞け!』にて、お笑い芸人・東野幸治が、芸人は芸人であり続けようとするのか「芸人のテクニックを使うタレント」になるのかという選択をすることになると指摘していた。
東野幸治:どんな芸人が求められるかって言うのは…うーん、やっぱりどんどん細分化していくから。本当に舞台でやる、営業でやる、テレビでやる、YouTubeでやるっていう、得意な分野。
井口浩之:うん。
東野幸治:俺、今やってる仕事は、芸人時代に培ったテクニックを使って、番組を円満に盛り上げて、収録時間の中で終わらせるっていう仕事をやってるだけやから。
井口浩之:いやいや(笑)
東野幸治:っていう、どんな芸人求められるかっていうか、芸人から芸人でずっといたい人か、芸人のテクニックを使って、何かやりたい人に分かれると思うんですよ。
井口浩之:ああ。ずっとテレビ出てて、変わってきてます?求められることとか。
東野幸治:それはもう求められる。特に『ドッキリGP』とかやってたから。
井口浩之:ああ、そうか。
東野幸治:人気者のアイドルさんとか、戦隊モノのヒーローさんにドッキリかける隙間に、中堅芸人が冷水を浴びたりとか。
井口浩之:ああ、ありますね。
東野幸治:クッション的に(笑)
久保田かずのぶ:フリになってるというか。
東野幸治:フリにっていうか、メインでやっぱりなかなか…それは賢い人らが、制作が作ってるからなかなか難しいねんけど。
井口浩之:はい。
東野幸治:ドンッと芸人だけにスポットで長時間、『ロンドンハーツ』の昔、構想何年のドッキリみたいな時代じゃなくなってきてるし。
井口浩之:なるほどなぁ。
東野幸治:あと、バラエティ番組は交通整理でしょ。
井口浩之:まぁまぁ、そうですね。
東野幸治:なんとなく俳優さんとか、天然系とか訳分からん、気弱な俳優さんのコメントを上手にツッコんだり、拾ったり。
井口浩之:ふふ(笑)まぁまぁ、芸人が求められるのがそういうスキルになりつつありますね。
東野幸治:うん、それがイヤやったら、自分らでYouTubeやったり、舞台やったり。それも楽しいと思うし。
井口浩之:はい。
東野幸治:それぞれの適材適所に、さらになっていくんちがうかなぁって。

