神田松之丞、柳家小三治の『プロフェッショナル』と立川談志の『情熱大陸』の違いについて語る「談志師匠の何がいいかと言うと…」

スポンサーリンク
スポンサーリンク

2019年9月27日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『神田松之丞 問わず語りの松之丞』(毎週金 21:30-22:00)にて、講談師の神田松之丞が、柳家小三治の『プロフェッショナル』と立川談志の『情熱大陸』の違いについて語っていた。

神田松之丞:柳家小三治って人間国宝と、ちょっと(片岡仁左衛門が)似てんなと思ったのが、『プロフェッショナル 仕事の流儀』ってドキュメンタリーがあったんですよ。

ドキュメンタリーがあって、で、小三治師匠が楽屋にいるんですよね、鈴本演芸場という、大変この歴史のある寄席にいて。

そのときに、自分の弟子に対して…三三以外の弟子に対して、「お前、動きすぎるんだよ。もう話ってのはもう話なんだから、そんな動かなくていいんだ」って。「あんまり動き過ぎると、なんか散らかっちゃうから。本当にもう腹ん中にそれは入れて、気持ちは。それであんまり動かずにやる、これが大事なことなんだ」みたいなことを、いいふうに言ってるわけ。

それに対して…もうカメラ回ってるわけですよ、当然ね。で、前座に「いいか、前座。お前はとんでもねぇことを聞いたんだぞ」って小三治師匠が言うわけ。でも、その野暮さったらないじゃん、なんか(笑)

で、その前座は後に廃業してんのよ。演芸会はウソだらけだって気がついたのかね。で、俺はその感じがちょっと感じたんだよなぁ。仁左衛門さんじゃないんだけど、なんて言ったらいいのかなぁ…

俺が好きなのは、やっぱりこう江戸っ子が…まぁ、仁左衛門さんも上方の人で、小三治師匠も東京の人だから、通じるところあると思うんだけど。談志師匠のドキュメンタリーとかで何がいいかって言うとさ、俺が談志ファンっていうのもあるんだけど。

談志師匠が「髪、白髪なんだけどさぁ」って、温泉で『情熱大陸』とかでさ、「俺のチン毛見て」って言うの。「チン毛は全然白髪ないじゃん」って言ってんのよ。

俺、その感じが好きなんだよね。「お前は、とんでもねぇことを聞いたんだぞ」ってかましが嫌いなのよ、うぜぇなぁって思って。それはテレビ的なんだけど。

タイトルとURLをコピーしました