2022年4月7日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『おぎやはぎのメガネびいき』(毎週木 25:00-27:00)にて、おぎやはぎの矢作兼が、バナナマン設楽など「社会人経験のある芸人」の特徴は「自分は芸能人」という意識が低い点にあると語っていた。
矢作兼:デイリー新潮の記事でね、「おぎやはぎ、設楽統、藤井隆…元サラリーマン芸人はなぜ強い?」っていう記事があって。
小木博明:はい、はい。
矢作兼:まぁ、たしかに設楽さんも鉄道員だったからね。
小木博明:はい、はい。
矢作兼:一旦、就職しているということでね。
小木博明:うん。
矢作兼:どういう記事かと言うと、ワイドショーのMCやコメンテーターも相当やりにくそうだけどね、言葉を選ばなきゃいけないから。
小木博明:そうか。
矢作兼:「悪事が表沙汰になるたび、気まずい思いをするのは本人や関係者だけではない」と。
小木博明:うん。
矢作兼:「ワイドショーのMCやコメンテーターも相当やりにくそうだ。辛辣に突き放せば視聴者は喜ぶが、業界内では裏切り者のように見られるだろう」。
小木博明:そう。
矢作兼:「その点、冷静に距離を取っているなと思うのが、社会人経験のある芸人たちである」と。
小木博明:おっ、なるほど。
矢作兼:「筆頭はおぎやはぎの二人だろう。『バイキング』では歯切れの悪いコメントをするタレントたちの中で、飄々と毒を吐いて全体のバランスをうまく取っていた」と(笑)
小木博明:いやいや、違うよ(笑)凄い、業界内では、裏切り者のように見られてたよ。
矢作兼:うん。「おぎやはぎにしろ設楽さんにしろ、良くも悪くも芸能人に期待していないスタンスが感じ取れる」と。
小木博明:まぁ。
矢作兼:「どんなに顔が良かろうとお金を稼いでいようと、芸能人だっていい人もいれば悪い人もいるでしょ、という冷めたまなざし」。
小木博明:はい、はい。
矢作兼:「でも、言ってやったぜ、という気負いや自己顕示欲は見られない」。
小木博明:そんな人ばっかりだからね。
矢作兼:たしかに、この通りだよ。
小木博明:周りに期待するなってことを、言いたかったわけだよね、俺ら。
矢作兼:うん。まぁ、芸能人ってなぁ…っていうのを思ってないからな。芸能人って思ってないからな、そもそも。
小木博明:そうなのよ。
矢作兼:これ、本当大変なんだよ。芸能人だって思うようになるの、大変なのよ。
小木博明:うん。
矢作兼:誰もそんな俺たちに興味ないしとかずっと思ってやってると、芸能人としての自覚がないと変な問題を起こすから。
小木博明:はい。
矢作兼:俺はちゃんともう、人に見られる仕事だから。
小木博明:うん。
矢作兼:ちゃんと自覚しなきゃいけないって思わない限りは、俺は芸能人だなんて、思うタイミングがないんだよな。
小木博明:ないんです。
矢作兼:だから多分、それがサラリーマンやってた…
小木博明:そうか、一回社会出てね。
矢作兼:っていう感じだからなのかなぁ。
小木博明:うん。
矢作兼:あとそうね、そんなに芸能人を偉いと思ってないからなぁ。
小木博明:そうなのよ。大体、ダメな人が芸能界に来たんだろうなぁって思っちゃってるから。
矢作兼:たまたま一個の能力が優れてただけで、全然人として優れてないから、それはバカにするよな。
小木博明:バカにする…バカにしてるわけじゃないんだよ(笑)
矢作兼:ふふ(笑)