星野源、「興味がない映画」を観ることが大事である理由を語る「好きなものに囲まれると、それはいつしか凝り固まってしまう」

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2022年4月6日放送のニッポン放送系のラジオ番組『星野源のオールナイトニッポン』(毎週火 25:00-27:00)にて、シンガーソングライターの星野源が、「興味がない映画」を観ることが大事である理由を語っていた。

星野源:僕は結構大事だなと思っているのは、「好きじゃない映画を観る」って結構大事だと思ってて。興味がないものの中に、意外と面白いところがあったりっていうのは、凄いあるんですよ。

僕、凄い前に、映画のレビューをやってたことがあって。色んな公開前の映画を観て。「膝の上の映画館」っていう。家で、膝を抱えながら見る上に、テレビの画面があって。それが映画館であるみたいな(笑)たしか、公開映画だったか、これからDVDになる映画だったか忘れちゃったんですけど。

新しい映画って、試写会行かなきゃいけなかったりするじゃん、大作であればあるほど。ソフトを、「これどうぞ見て下さい、サンプルです」って渡せるのって、結構少ないんですよ。

なぜなら、情報漏洩とか、コピーとかされたくないから。でも、その大作映画はなかなかやっぱり貸し出しとかしてないんですよ。で、僕は試写会が苦手なんです。なんか、なんとなく。

映画館で、自分でお金払ってるんだったら、他のお客さんに迷惑にはどうしてもなっちゃうけど、トイレ行きたいとか、気分悪いってなっちゃったら、最悪もう出て、もう戻らなくて。またどっかで見ればいいや、と。お金払ってと思えるんだけど。試写会って、招待っていうか、見せてもらってるから、絶対に席離れられないじゃん。

それが窮屈で、辛くて。だから、「映画レビューやりませんか?」みたいな話がきた時に、貸し出ししていただけるのだけやらせてください、と。

「で、その中で、家で膝を抱えてみますから」という流れで、そういうタイトルになったんですけど。それで、やっぱり貸し出してもらえるのが、たまに大作もあるんだけど、ほとんどが割と単館系だったりすることが多かったの。

だから、興味がある、ないに関わらず、知らないのがいっぱいだったんですよ。その知らない中で、3本から5本ぐらい貸し出していただいて、その中で見て、面白いと思ったものを、自分の言葉で書くっていう連載だったんですけど、やっぱそれがね、凄いいい経験だったんですよ。

これは絶対に俺は興味がないし、面白くないだろうと思ったのが、とんでもなく面白かったりとか。凄い役者さんが素晴らしかったりとか。

それはなんというか、自分の感覚がいかに狭いかっていうことを発見する機会だったんですよ。自分の趣味っていうものが…やっぱり、好きなものに囲まれるのはとても大事なんだけど、いつしかそれは固まってきて、それ以外のものが受け付けにくくなるのだということを凄く実感したので。

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