星野源、『アイデア』で試みたNHK連続テレビ小説を前フリにした壮大な仕掛けに放送作家オークラが密かに気づいて感動してくれていたことに「凄い嬉しいなって思って」

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2021年7月27日放送のニッポン放送系のラジオ番組『星野源のオールナイトニッポン』(毎週火 25:00-27:00)にて、シンガーソングライターの星野源が、『アイデア』で試みたNHK連続テレビ小説を前フリにした壮大な仕掛けに放送作家オークラが密かに気づいて感動してくれていたことに「凄い嬉しいなって思って」などと語っていた。

星野源:この間、佐久間さんオールナイトニッポンに、オークラさんがゲストに来られて。オークラさんっていうのは、このラジオ聴いている方はおなじみ、星野源のガチファンの方ですね(笑)

この番組でも、弾き語りを披露してくれましたね。あれ?したよね、この番組だったよね、たしかね。

物凄い熱量で僕のことを語ってくれるでおなじみの。あとバナナマンのお二人とか、東京03さんとか、色んな方の作家もやられたり、番組も色々ね…僕の目の前にいる作家の寺ちゃんの大先輩ということですよね、放送作家の重鎮みたいな人ですよね。

そう、そう、しかもドラマの脚本も書かれて。色んな芸人さんからも尊敬されてる人で。そのオークラさんがゲストに来ると、佐久間さんはテレビプロデューサーとして一緒に番組を作ってる、なんか思い出話になるわけです。

で、毎回ね、3回ぐらいゲストに来てるんだけど、ハズレ回がないですね。本当に毎回、面白くって。「この番組はこういう気持ちで作ってたんだ」とか、「この芸人さんとの出会いは、こういう感じだったんだ」って感じで、面白いなぁって思って、いつも面白くて。

で、その流れで、僕が出させてもらった『あちこちオードリー』の話にちょっとなった時に、佐久間さんがオークラさんに僕が出た『あちこちオードリー』の回の感想を、3週に分けて送ってきた、と(笑)

「3回に分けて、凄い時を置いて送ってくんのやめてもらえます?」みたいなことを言ってて、めちゃくちゃ面白くて(笑)

で、そこから『ドラゴン桜』の話にもなり、『ドラゴン桜』の脚本をやることにしたのは、実は僕からの影響があった、と。それでなんでかって言うと、僕が『アイデア』という曲を作った時に、それがNHKの連続テレビ小説『半分、青い』の主題歌だったんですけど、その主題歌で、テレビ尺で流れる、まずオープニングで流れる尺があるじゃない?

それが結構何ヶ月も続いてから、配信リリースだったんですよ、楽曲自体が。だから、1番までしかテレビでは流れない。それが何ヶ月も毎日流れるわけですから。その中で、フルが発表された時に、僕の『アイデア』という曲が、2番でもう全然違うアレンジに変わる、と。

1番までは今までの僕がやってたバンドメンバーで、自分が作ってきた音楽のワードだったり、手癖だったりっていうのをわざと入れて、集大成っぽい、自分の名刺みたいな曲にしようっていうイメージだったんですけど。でも、2番からはこれからの音楽をということで、今自分がやりたい音楽を、全然メンバーとかも変えてっていうか、むしろ打ち込みで全然違う音にして。

1番が陽の世界で、2番は陰の世界にして。そのまた3番で盛り上がってくるっていう音の構成にしたんですよ。で、それを見て、オークラさんが「こんなこともできるんだ」と。で、それをやるのは、オークラさんが言ってたのは、実際そうなんですけど、「星野源という人が一人で仕掛けたことだ」と。

で、連ドラという、NHKの朝ドラというものを前振りにして、自分の音楽を表現するという。それに物凄い驚きと、自分のアイデア次第でそういうことができるんだ、と。で、色んなバラエティ番組の中で、ちょっと悩んでいるようなこともあったりとか。このままでいいのかなって思っている時に、その『アイデア』という曲を聞いて驚いて、「自分も色んな自分のアイデアでやれるんだから、やったことないことをやってみよう」っていうような。

TBS日曜劇場っていうね長い歴史のある、常に高視聴率を出さないともう大変な、大変枠の脚本をやることにしたんだと思うんですよね。

その話をしてて…で、その話を一切聞いてなくて、その話を。「なんで言ってくんないの?」って思って。でも、凄い嬉しかったんです。話も全部面白かったし。

で、オークラさんにLINEして。「めちゃくちゃ面白かったです。なんで言ってくれなかったんですか?」って聞いたら、「恥ずかしくて」って返ってきて(笑)ああ、そうだよねって思って。でも、凄い嬉しいなって思って。

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