2022年2月7日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、「熊本の産地偽装アサリ」問題で「偽装の中にも色んな種類がある」ことに驚いていた。
伊集院光:ニュース見てたらさ、熊本で今、大問題になってる「熊本の産地偽装アサリ」っていうニュース。
これ、すげぇ長くなる。ほら、この番組基本的にアサリの番組だからさ(笑)アサリのことには長く時間とるからさ(笑)
熊本でとれてるアサリの量はこのぐらいなんだけど、全国で「熊本産」として流通してるアサリの量がその何十倍とある、と。ということは、なんかおかしいんじゃないのっていうんで調べていくと、もう随分昔から産地偽装が行われてるっていうのね。
その産地偽装の中にも色んな種類があって。これニュースによってかなり違うんだけど、一つは中国とか海外産のアサリを持ってきて、熊本となんのゆかりもないまま、よその土地に持ってって、まるっきりウソで「熊本産です」って出してるケースもある。
で、またちょっとそこに凄いグラデーションがあって。海外から持ってきたアサリを、熊本の砂浜にぶんまいて、それをとって熊本さんとして出荷してるアサリがあります、と。そのケースみたいなのが書いてあるんだけど、細かい法律は分からないけど、どこからがどこどこ産って言っていいのかルールがあって。
たとえば、中国産なんだけど、中国で半年育てて、で、熊本持ってきてばらまいて、半年と1日、要するにどっちが長いのって話になってくると、ちょっとでも長い方を名乗っていいんじゃねぇかっていう。
「いいんですよ、これは熊本産なんです」ってケースと、そこがまた色んなグラデーションがあって。ただ、アサリって厳密に何ヶ月生きたやつねっていうのが分からないから、そこもごまかしてるっていう。「まぁまぁいたから」てごまかしてるケースもあって。
熊本にぶんまいてからとるまでの時期がどれぐらいっていうのに、俺の見た番組は、「1週間から半年」って書いてあるのね。そうするとさ、半年のやつに関してはさ、自分の中でルールのグレーゾーンを縫った結果、向こうで半年、こっちで半年と1日とか。「これは熊本産って言っていいんですよ」っていう。
倫理的には分からない、でもルール上はそうっていう。「1週間のやつはなに?」っていうか(笑)