神田伯山、三遊亭円楽の「圓生襲名」は一般的には低下しつつある知名度を復活させることと後続に繋げてその落語家の注目を集められる二つの狙いがあるのではと指摘

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2021年8月27日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『問わず語りの神田伯山』(毎週金 21:30-22:00)にて、講談師の神田伯山が、三遊亭円楽の「圓生襲名」は一般的には低下しつつある知名度を復活させることと後続に繋げてその落語家の注目を集められる二つの狙いがあるのではと指摘していた。

神田伯山:圓生っていう名前は、落語ファンからすると超偉大なんですけど、世間的にはもう、知られなくなっちゃったんですよね。やっぱさ、どんなに素晴らしい人でも、ずーっとその名前を誰かが継いでないとですね、それは忘れてってしまう、風化しちゃうんだよね。

で、やっぱり円楽師匠っていうのは、今、みんな知ってる名前ですから。で、ご自身でもおっしゃってたのが、「円楽っていうものはね、繋ぎでいいんだ」と、圓生を継ぐにしても。

「俺はもう1回、この世の中に圓生という名前を広めたいんだ」と。「なので、今、俺が継ぐことに価値が、バリューがあるんじゃないか」みたいなことをおっしゃってて。で、俺、その通りだなと思うんですよね。

で、円楽師匠はさ、もうご高齢だしさ。寿命から言ってもさ、縁起でもないですけど。そんなに長く圓生をさ、ずっと持っているってことは難しいじゃないですか、なかなか。だから俺、多分円楽師匠を考えているのは、全国の披露目ツアーとか、圓生襲名みたいにやるとした時に、多分ね、有望な人もいるんですよ。その圓生を継ぐほど有望かっていうと、色んな意見は分かれるでしょうけど。

たとえば円楽一門会には、兼好師匠とかって人がいるんです。これはもう俺の中で、令和の志の輔じゃないかってぐらいに、志の輔師匠みたいに構成が凄いいいんですよ。落語ってのを解体して、分解してって。

まぁ、人によっては色んなことを言う人はいますけど、でも、落語界のトップランナーであることは間違いない、兼好師匠。そんなメディアには出てないですよね。で、年齢調べたら52歳、ちょうどいいじゃないですか。

だから多分、俺は円楽師匠が兼好師匠かどうかは分かんないけど、一緒に行って、「私は圓生を今継ぎます。でも、私の死後、この兼好が圓生を継ぎます」みたいなこと言ったらさ、つまり兼好師匠ってメディアにそこまで出てらっしゃらないから、そのバリューをそのまま引き継いで、一回圓生って名前を広めて、円楽師匠が命を懸けてもそれをやりたかったんだなっていうのを、メディアも拾うから、それを全部、兼好師匠にっていう。兼好師匠って人のバリューも凄い上がるからっていうことも考えてらっしゃるんじゃないかな、と。

そういうことも全部含めたら、やっぱり大賛成っていうかね。俺、こんなこと言ったらでもさ、色んな人が色んなことを言うから。多分、妄想ですけど、伊集院さんは反対なんじゃないかなっていう。…あ、これ怒られる(笑)怒られるわ(笑)

言ってもいないことを勝手に乗せる、怒られる。でも、考えたら元から怒られてるから、別にいいんじゃねぇかなって気もしないでもない(笑)あと、爆笑の太田さん反対だな。こじらせた落語ファンですから(笑)

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