神田伯山、三遊亭円楽の「圓生を襲名したい」発言について「生島ヒロシさんが2代目永六輔を襲名したいって言ってるみたいなもんだよね」

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2021年8月27日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『問わず語りの神田伯山』(毎週金 21:30-22:00)にて、講談師の神田伯山が、三遊亭円楽の「圓生を襲名したい」発言について、「生島ヒロシさんが2代目永六輔を襲名したいって言ってるみたいなもんだよね」と語っていた。

神田伯山:あんま俺が触れない方がいいこととかっていうのは、いっぱいあるんですけど。誰もしかし、落語会のある事情について触れてないんで。これはちょっと、触れざるを得ないかなって思って。

俺も大変にお世話になってる三遊亭円楽師匠。あの『笑点』でおなじみの円楽師匠ね。あの円楽師匠が、ネットの記事かなんかでインタビュー答えてて。動画でもあるから、それは切り取りじゃないってことは分かるんですけど。

あのね、「圓生を襲名したい」みたいな、その欲があるみたいなことをおっしゃってるんですよ。で、これね、多分みんなこのラジオ聴いてる人は、圓生っていうその名前がよく分からないとか、重みがよく分からないと思われると思うんです。

円楽も大きい名前なんですけど、圓生っていうのは、やっぱ三遊亭の宗家の名前ですから。いわば、「三遊亭」ってついてる人の中で一番偉い名前で、もうずっともう30年以上
なり手がいないんですよ、6代目圓生。

で、俺は高校時代、高校2年の時に初めて落語をちゃんと聞いたのは、三遊亭圓生師匠なんですよ、『お神酒徳利』っていう、NHKの『ラジオ深夜便』で聞いて、「この人の語り口って、なんでこんな凄いんだろう」っていう。

だから僕は、圓生が大好きで、この世界をさらに好きになった人なので、圓生師匠っていうものに対して、並々ならぬ思い入れがあるんですね。

で、その円楽師匠が「圓生を襲名したい」と。で、10年前にもこの圓生襲名問題で、別の方も揉めてたりして、結局、結論出ずみたいな。結構これに触れるのは、業界人は危険なんです、危ないんですよ。

で、危ないんだけど、あまりにも誰も何も言ってなさすぎるから、俺、一石を投じちゃっていい?…あ、危険だね。ただでさえ落語ファンに嫌われがち(笑)ふふ(笑)

ちなみに、シゲフジは大反対らしいんですよ、円楽師匠が継ぐのをね。俺は、なぜコイツが反対してんのかもよく分かんないんだけど。「あれは大事な名前なんで」とか、偉そうに。あと、歌舞伎のビッグネームのあの襲名にも反対だっていう。さすがに俺もぼかすけど、その名前は(笑)

…俺がね、ハッキリ言います。これね、大賛成なんですよ。で、なんで大賛成なのかっていう話も聞きたいでしょ?しないようにしようかな(笑)

どうたとえたらいいのか。たとえば、「2代目永六輔を襲名する」みたいになったら、多分、「誰が継げるんだ」って。反対が起こりそうなの、この円楽師匠と圓生襲名問題をかけると、どれぐらいかって言うと、イメージで言うと、「生島ヒロシさんが永六輔を襲名したい」って言ってるみたいなもんだよね。それは反対だよね、全力で(笑)

外山さんが止めに入ってくるから、はぶ三太郎と「ふざけんな」と。「生島さん、そりゃないんじゃないでしょうか」っていう。はぶ三太郎、白装束ではちまき巻いて、刀を懐に入れて持ってくるから。

「あなたが襲名をやめるっていわなければ、僕は腹を斬ります」と。「そんな言われちゃったら、俺もやめるよ」っていう。

「生島ヒロシさんが永六輔さんを襲名するみたいなもんだ」っていうのでさ、これによって生島さんにも迷惑かかってるし、円楽師匠にも得がないし、誰に対してもハッピーじゃないけどね、イメージ、そんな感じ。

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