伊集院光、米津玄師の『死神』は落語の『死神』を「ミュージシャンのアプローチで捉える」ことの面白さを感じたと語る「音感的なことで死神を捉える」

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2021年6月28日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、米津玄師の『死神』は落語の『死神』を「ミュージシャンのアプローチで捉える」ことの面白さを感じたと語っていた。

伊集院光:米津玄師さんのついこの間発表されたよね、新曲が『死神』っていう曲で。しかもこの『死神』の題材がただ死神じゃなくて、落語の『死神』を題材にしてるの。

で、プロモーションビデオも、寄席で米津さんが落語家の格好して死神やって、米津さんが客として『死神』聞いてるっていう歌なの。

それ聞いてすげぇ思ったのが、この曲の発表が1ヶ月前だったら、俺、絶対パクった方じゃん(笑)

この曲、1ヶ月前だったら…「アイツ、米津さんが作ろうとしている『死神』ブームに乗せようと思って、演目を『死神』に選んでんじゃねぇの」感、少し出るじゃん。すげぇよかったっていう(笑)

で、逆だとするじゃん。だってもうプロモーションビデオ撮ってるってことは、当たり前だけど俺とは全く関係ないことなんだけど、もう1ヶ月遅れたら、俺のに影響されたっていうことになんねぇかなって思うんだけど(笑)こっち対したニュースになってないから(笑)

だけど、なんかその米津玄師さんの『死神』が面白いと思ったのは、ミュージシャンのアプローチって、その『死神』が聞いて面白くて落語になったり、落語マニアになったりとかいっぱいいるの。で、それは落語家のアプローチとして、死神をこう聞いたってことなんだけど。

なんかね、米津玄師さんは音として。もちろんストーリーも分かってると思うんだけど、音として落語の感じとか、死神の感じとかが、上手く言えないんだけど、陰気な爺さんが死神の話ししてる時の、ウダウダウダウダ…ってしてる感じを俺は再現しているような気がしたりとか。

俺の『死神』はちょっとリズム違うんだけど、元々の古典的な『死神』は、死神退治のおまじないが、「アジャラカモクレン、テケレッツのパー」っつって、手を2回打つってやるんだけど、それを音感的に捉えるとこういうふうになるのかって。

だから、落語外の人の落語の捉え方の凄い面白いところで。…米津玄師さんが『死神』をどういう風に捉えたかとか、凄い知りたいよね。多分、もちろんストーリーも合ってるんだけど。なんかその音感的なことで死神を捉えるっていう、ちょっと面白い感じ。

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