2020年12月28日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、テレビ朝日系の番組『ビートたけしの超常現象XファイルSP』で、自分の発言だけに「諸説あります」とテロップがつけられたことに驚いたと語っていた。
伊集院光:日本のどっかに、「マトリョーシカ型のUFOが来た」っていうのがあって。(『ビートたけしの超常現象XファイルSP』で)オカルト肯定派の人の中に、「なぜマトリョーシカ型なのか」って話を説明してくれる人がいて。
「とにかく、子供に見て欲しい」と。子供に見て欲しくて、子供の好きなオモチャみたいなのをやりたいんだけども、まず最初にソビエトで評判が良かった、マトリョーシカの形にしちゃったんじゃないか、みたいな。
言ってること分からないですよ。分かんなかったんだから、その時。俺も分かんなかったんだから(笑)
俺からしてみたら、「ポケモンの方が見ねぇ?」と思って。絶対、「うわぁ、マトリョーシカが飛んでる!」って来る人よりかは、ポケモンの方が絶対見るよね。絶対そうじゃんか。
だけど、「なんでマトリョーシカなの?」って聞いたら、ソビエトだかロシアだかで、UFOは最初近づいて、その時に評判が良かったやつだからって話なんだけど。「いや、ソビエトの子だって、ポケモンやってる」って(笑)
「ソビエトの子も、マトリョーシカじゃねぇじゃん」っていう。だけど、それもまた肯定派の人が、「昔来た時…時間のズレ、理解のズレみたいのは、むしろ向こうの方が発達しすぎちゃってて、流行にズレちゃうなんてことはいくらでもあるんだ」っていう話になって。
「だから未だに、マトリョーシカ型のUFOが来てるんだ」みたいな話なの。その時に、俺がふと思った疑問で、マトリョーシカって元々、箱根細工を見て、気に入ったソビエトの人が…ソビエトより前か、その人が持ち帰って、で、そこで職人さんが同じようなのを作って出来上がってるから。日本発のもんだと思うよって。
あれって元々、日本発のもので。「何なの?それ」って。「大きな理解の、時間の流れの幅の中で、凄いピンポイントでロシアの人にウケるために、マトリョーシカみたいな話になっちゃってるけど、変じゃね?」っていう話を、俺がして。
それ、オンエアで使われてたんあdけど。凄い気になったことが一個あって。その番組、今までずっと河童いるとか、ずっとやってきてる番組なのに、俺の「マトリョーシカって元々、日本発のもんなのに、なんでそんなことされてるの?」っていうところの下のところに、「諸説あります」って書いてあるのね(笑)
俺だけ?(笑)マトリョーシカの起源の話、たしかに色んな説があった上の、強力な2説ぐらいまでに絞られてて、日本発の話になってるけど、「え?河童いるとか言ってる番組で、俺だけ『諸説あります』の扱いに…そこすげぇシビアになるの?」っていうのが、自分の中ではちょっと面白かったやつですね。