2020年10月27日放送の日本テレビ系の番組『にけつッ!!』にて、お笑い芸人・千原ジュニアが、杉本哲太を怒らせたまま25年経過してしまった経緯について語っていた。
千原ジュニア:時代やなぁって思うねんけど。この間、杉本哲太さんとガッツリ…
ケンドーコバヤシ:それ見ましたよ、ニュースで。
千原ジュニア:見た?(笑)
ケンドーコバヤシ:めちゃくちゃ仲悪かったんでしょ?なんか(笑)
千原ジュニア:ふふ(笑)
ケンドーコバヤシ:そんな人、作ったらダメですよ、仲悪い人なんて。
千原ジュニア:仲悪いんやなくて、それぞれの見解があって。
ケンドーコバヤシ:何なんですか?それ詳しく聞かせてください。
千原ジュニア:元々、25年前くらいに、俺の友達、豊田っていうのが映画を撮る、と。
ケンドーコバヤシ:監督やってる人ですね。
千原ジュニア:うん。映画を撮る、と。で、俺が主演でやる。杉本哲太さんが、その映画に出はる。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:で、主人公。敵対するヤクザのボス。これを俺がバックにいっぱい入ったナイフ、40本、50本入れて、それで最後、もうずーっと突き刺すっていうシーンがある。
ケンドーコバヤシ:はい。
千原ジュニア:で、敵対するその哲太さんと、「おい、ジュニア。一切喋んな」と。
ケンドーコバヤシ:役作りでね。
千原ジュニア:うん。「そういうのは、スクリーン映ってまうから」って。豊田も初めての監督やから、もちろん、凄い熱もあって。「一切喋んな。終わったら、もう全部あと俺がケツ拭くから、もう一切喋んな」って。
ケンドーコバヤシ:はい。
千原ジュニア:俺、「うん、分かった」ってなって。
ケンドーコバヤシ:そういうもんやねんな、と。
千原ジュニア:そういうもんなんやなって。ほんで、それやったら、そのシーン撮った、それも一発本番やから。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:バーッナイフ刺して、「はい、OKです」って、血糊とかとらなアカンから、「哲太さんこちらどうぞ」…って、挨拶も何もできぬまま、25年経ったっていう、俺の一方向のカメラ。
ケンドーコバヤシ:はい。
千原ジュニア:一方、哲太さんは明確に覚えてはって。「いや、違うよ」って。そんなこと知らんし。俺がそんなこと監督から言われてるって知らんし。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:言われて、徐々に徐々に思い出してんけど。哲太さんがちょっと早めに言ったら、支度部屋で「あ、千原君いるんだ。挨拶しとこう」って思って、哲太さんから来はって。
ケンドーコバヤシ:はい。
千原ジュニア:「お願いします、杉本です」って言ったら、俺は「絶対会うなよ、喋るなよ」って言われてる、「杉本です」って言われた時、俺、どうしようと思って、寝たフリしたんやって(笑)
ケンドーコバヤシ:なんでそんな猫みたいな真似するんですか(笑)
千原ジュニア:「そんな感じでいくんだ」ってなったんやって。で、哲太さん曰く…ホンマにナイフで刺す、と。もちろん鉄板は入ってるか、千原ジュニアは知らない、と。
ケンドーコバヤシ:はい。
千原ジュニア:こんなもん、ちょっとズレて脇腹とか腕とかいかれたらシャレにならん。そういう関係性も全くない、「コイツ大丈夫か?」って、なんとかギリギリ大丈夫やった。
ケンドーコバヤシ:うん。
千原ジュニア:で、終わって挨拶もあらへん。監督が「一切喋るな、挨拶もするなって言うてたんです」っていうのも言うてなかった。
ケンドーコバヤシ:言ってなかった、と。
千原ジュニア:ほんで哲太さんが、「アイツなんやねん」ってなっててんって、20数年間。