2020年9月11日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『バナナマンのバナナムーンGOLD』(毎週金 25:00 – 27:00)にて、お笑いコンビ・バナナマンの設楽統が、バラエティ番組に「逃げてちゃダメだ」と積極的に出演していこうと思ったのは「リンカーンでダウンタウンを間近で見たことがきっかけ」と語っていた。
設楽統:全国ツアーで、2回大阪飛ばして、3回目でようやく大阪行ったんだよね。
日村勇紀:そう。
設楽統:そしたら、大阪が一番ウケてね。
日村勇紀:一番ウケて。嬉しかったぁ。
設楽統:若い時ね、大阪にあんまりいい思い出なかったんだよね。
日村勇紀:ねぇ。
設楽統:大阪行ってもウケなかったの、俺らは。
日村勇紀:うん。
設楽統:ネタの雰囲気とか、そういうのが。
日村勇紀:そう、そう。
設楽統:「なんや、自分」みたいな。
日村勇紀:「誰やねん」って。
設楽統:そんな空気をビシビシ感じて。もう、萎縮だよね。「俺らみたいなのダメだ、これ」って。「だからもう行かない」っつってね、飛ばしてたの、最初。
日村勇紀:そう、そう。
設楽統:でも、「やろう」っつってね。
日村勇紀:あれ、設楽さんがやろうって言ったの?
設楽統:あの頃、やっぱ俺はね、前向きになったの。色々が。だから、「キングオブコントも出よう」とか。
日村勇紀:ああ、そういうこと?
設楽統:「だからやろう、逃げてちゃダメだ」って。
日村勇紀:「逃げてちゃダメだ」は言ってたかもしんない(笑)
設楽統:そう。で、やったの。
日村勇紀:あの時、『30minutes』とかね、やったとか。全国ツアーも同時にやったとかね。
設楽統:うん。
日村勇紀:その後、設楽さんが「俺はもう逃げない!」って言ったの覚えてるの。「お笑い的な番組に行こうぜ」って。それこそ『イロモノネア』とか始まるんだけど、「ああいうの行こうよ」って。
設楽統:覚えてる、俺も。何個かそのきっかけがあって。
日村勇紀:『内P』?
設楽統:『内P』ももちろんあるけど、まず『リンカーン』。『リンカーン』立ち上げの時に、なぜか俺ら呼んでもらってたじゃない、芸人30~40組、ひな壇に。もう5~6段ぐらいで。
日村勇紀:大ひな壇。
設楽統:もうそれの最上段の大下(しも)。
日村勇紀:ねぇ。
設楽統:だから、カメラの引きの時、映ってるけど、寄りなんか、MCのダウンタウンさんなんか認識できないくらい遠い。
日村勇紀:一番前にいるのはレギュラー陣なんだよね。
設楽統:そう。
日村勇紀:さまぁ~ずさん、雨さんとかいらっしゃって。
設楽統:そう、そう。レギュラー陣の人たちも、さまぁ~ずさん、キャイ~ンさんとかは俺ら認識してたかもしれないけど。多分、吉本の人とか俺らのこと知らなかったんじゃないかな。
日村勇紀:後々聞いて、知ってはいたけど、喋ったことない。
設楽統:うん、まぁね。
日村勇紀:どっちが設楽か日村かも分からなかったと思うよ。
設楽統:本当、そんな。そこ行った時、ダウンタウンさん初めてだったんだよね。
日村勇紀:ね。
設楽統:一緒に出させてもらって。「あ、ダウンタウンいる」みたいな。
日村勇紀:まだ松本さんガリガリだったもん。
設楽統:そりゃそうだ(笑)マッチョになったの最近じゃない?(笑)
日村勇紀:最近でもないけどね(笑)
設楽統:で、ダウンタウンさんのまずね…何回も俺、色んなところで言ってるけど、大声で喋るとか、基本的なことをまざまざと見せつけられて。「何、俺は格好つけてんだ」って。
日村勇紀:うん。
設楽統:そこまで斜に構えてたわけじゃないけど、「もう一回、やり直さなきゃダメだ」って意識が変わったっていうのはあるね。