King Gnu井口理、京都アニメーション放火事件で改めて「他人のことを思いやるための、人の想像力」を持つためにはどうすればいいかと問う

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2019年7月18日放送のニッポン放送系のラジオ番組『King Gnu 井口理のオールナイトニッポン0』(毎週木 27:00-28:30)にて、King Gnuの井口理が、京都アニメーション放火事件で改めて「他人のことを思いやるための、人の想像力」を持つためにはどうすればいいかと問うていた。

井口理:京都で起きた、京都アニメーションの放火事件。皆さん、ご存知かと思うんですけれども。33人の方が今、亡くなっているっていう事件ですね。

僕は今日、いつものように朝起きて。Twitterを開いて、知り合いにリプライを送って…
っていう、いつも通りの朝を迎えたんですけれども。

そこで、ツイッターのニュースで知って。その後も僕は、レコーディングがあったので、家を出て。で、まぁレコーディングブースにいながら、ニュースの詳細を追っていたんですけど。

っていうか本当に、心が痛むというか。なんて言ったらいいんですかね…僕らも音楽を作っていて、で、京都アニメーションで働いている方々も、アニメを作っている。その状況というか…が、凄いなんか、誰も傷つけるためにそれを作ってるんじゃなくて、作品がどうしたらよくなるか、とか。どういう人が見てくれて、とか。そういうことをずっと考えて、ただただ必死に作っているっていう方々だと思うんですよ。

僕もそうだし、King Gnuのメンバーを見てても、そうやって作っているし。そういう中で今回の事件というか、犯人像とか全く詳細が分からないですけど。物凄くなんか、考えなきゃいけないなというか。

同じ状況だったら、もしかして僕らにも降りかかっていた事件かもしれないし。僕はいつも、ツイッターとかインスタたとかSNS含め、ラジオでもそうなんですけれども、ネガティブなことはできるだけつぶやかないように、とか言わないように、とか皆さんを笑わせたいとか、そういう気持ちでやってるので、凄く今日、こういう話をするっていうのは抵抗があったというか。

聴いている方々の中にも、関係者の方とかご遺族の方とか、もしかしたらいるかもしれないし。なんかそういう方々をもしかしたら傷つけてしまうことが今日、あるかもしれないんですけど。

今日、ここで僕がいつものようにラジオをやって、なんかバカみたいなことをやっていくのが、自分にとって嘘になるんじゃないかというか、そういう気持ちがあったので、もう物凄く悩んだんですけど、今日、ちょっとそこについて触れさせていただけたらな、と思って、今日、喋っていこうかなと思っています。

何から話せばいいんだろう…僕らが普通に生活していたら、リスナーの皆さんもそうだと思うんですけど、人を殺めてしまうということはまずないと思うんですよね。で、なんでこんなことが起きてしまったのかっていう。犯人がガソリンを撒いて、建物の壁の向こうに、人がいるっていう。そこが想像できなかったのかな、とか。そこまで考えが至らなかったのかな、とか。

普通だったら考えるだろうなっていうところを、どう感じていたんだろうかな、とか。
僕はその犯人を全く擁護することはないですけど。やっぱりなんか、あり得ないことだから、それって。どうしたらいいのかなって、凄いずっと今日、考えていて、今日一日ね。

やっぱりその…作品を作っている中で、僕らなんかやっぱ衝突もするし、King Gnuのメンバーでも。「こうしたらいいんじゃないか」って。そこってやっぱり作品を作っている上では、全く要らないことだったり、憎しみ合ったりとかって。ないことだと思うんですけど。

もっと根源的な話というか、人を殺してしまう…人を思いやるっていうところの人の想像力が持つ、もっと根源的なところっていうか、どうしたら考えられるんだろうなって。僕はずっと悩んでいて。

て、今日なんだろうなぁ、なんかすごい最近、思い浮かべていた言葉というか、ずっと僕の心の中にあった言葉なんですけど、このラジオ聴いている人は知っているかと思うんですけど、1ヶ月前に、僕は長野の実家に田んぼがありまして、で、田植えをしに帰ったんですよ。僕の友達を10人ぐらい連れて。母親が作っている田んぼ、手伝いに行こうって、一緒に帰ったんですけど。

その日に田植えが終わって、夜にバーベキューをみんなでしたんですけど、踊Foot WorksっていうバンドのラッパーのPecoriっていう男がいて。バーベキューしながら、美容師のキムって奴が俺の母親の瓶を切ったりとか。そういうイベントというかね、和気あいあいとしてたんですけど。

そこでPecoriが言った言葉があって。「俺は、みんなの親っていう番組を撮れたらいいなって思ってるんだよね」っていう話をしてて。「それ、なんで?」って訊いたら、「みんなの親も誰かわからないけど、その人の親をテレビで紹介したら、争いごとや戦争、なくなるんじゃないかな」って、そういうことを言ってて。

ずっと俺はその言葉がなんか思い出されていて。もしかしたら、戦争それでなくならないかもしれないし、戦争って道徳的なところじゃないところで起きるものだったりするから、それはなくならないかもしれないけど、でもなんか人を思いやる気持ちってそういうところだよなって、俺は凄い思ってて。

母親からも電話がかかってきて、「彼が言った言葉は、本当にいい言葉だったよね」って。「俺もそう思うよ」って。やっぱり戦争が起きる、起きない国もあるし。平和な島があったりとか、事件が起きない島があったりとかって、そういう場所があるってことは、やっぱりそこが幸せな場所だったりするから。そこについてもっと、考えなきゃいけないなって俺は凄い思って。

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