2020年5月26日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光とらじおと』(毎週月-木 8:30-11:00)にて、タレント・ミュージシャンの桑野信義がゲスト出演し、志村けんの死をあらかじめ知らされておらず、「テレビで知った」と告白していた。
桑野信義:志村さんもねぇ…
伊集院光:うん。
桑野信義:お亡くなりになっちゃって、いなくなっちゃったのよ。
伊集院光:うん。
桑野信義:だから舞台もね、毎年やってる…
伊集院光:そうか、『志村魂』。ちょっとその話から聞きたいかな。
桑野信義:うん、いいよ、なんでも。
伊集院光:志村さんの喪失感っていうのはどうです?だって、「志村さんと言えば」なところあるじゃないですか、クワマンさんすぐそばにいて。
桑野信義:そうですね。ずーっと雲の上の人だったんだけど、本当に雲の上の人になるとは思わないからさ。
伊集院光:うん。
桑野信義:突然じゃない?
伊集院光:いや、突然も突然で。変な言い方だけど、「コロナって大変なことなんだ」って思ったのは、あのところがデカイ。
桑野信義:そうだよね。だって、お見舞いにも行けない。
伊集院光:うん。
桑野信義:だって当時なんかそんなこと分からないから。色々、事務所の人とかにも言ったんだけど、「会えない」と。それはそうだよね、そんな状況でね。
伊集院光:で、多分ポリシーもあるんだと思うんですけど、全然聞こえてこなかったじゃないですか。「ちょっと延期になってる」「ちょっとお休みで」って感じで。俺らもコロナのヤバさがそこまで理解できてないから。
桑野信義:そうだね。だから、寝耳に水というか。聞いた時、テレビで発表になってて。僕、テレビで知ったから。
伊集院光:うわぁ、こんな近くにいて。
桑野信義:うん。
伊集院光:一番近くにいた人なのに。
桑野信義:まぁ、それは事務所の方たちも、そういうふうにしとこうっていうことだったんじゃないかな。
伊集院光:そうですね。生還した時に、少しも悲壮感がないようにって多分、あの方なら思うし、あの方の周りの方も思うでしょうから。
桑野信義:いやぁ、でも未だにね、バカ殿様じゃないけど、城を抜け出してさ、城下に飲みに行ってんじゃないかってぐらいの感じなのよ。