2020年5月5日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光とらじおと』(毎週月-木 8:30-11:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、千原ジュニアが落語家ではないのにも関わらず落語をしていることに「ありがとう」と感謝の言葉を伝えた理由を明かしていた。
伊集院光：仮にですけど、僕、落語やっていいんですか？
三遊亭円楽：いいんだよ。俺ね、この間、ジュニアとね…もう半年ぐらい前になるけども。
伊集院光：はい、はい。
三遊亭円楽：『プレバト』の司会で会ったのよ。
伊集院光：はい。
三遊亭円楽：「どうもありがとうね」って言ったら、彼がキョトンとしてんの。
伊集院光：はい。
三遊亭円楽：「なんですか？」って言うから、「落語やってくれてんだろ？」って。「ちょっと話聞いたから」って言ったら、「え？あ…すみません」って言うから、「なんで謝んの？」って。
伊集院光：はい。
三遊亭円楽：「いや、怒られると思ったので」って。「冗談じゃない。落語に触ってくれる人がどれほど多いかっていうのは、聴く方だけじゃなくて、やり手の方もそうなんだ」と。
伊集院光：うん。
三遊亭円楽：「プロでアンタたちよりヘタな奴らがいっぱいいるんだから。みんなそういう人たちが落語に触ってくれてれば、落語はもうちょいマイナーではなくなるもんであると思ってるから」って言ったの。
伊集院光：うん。
三遊亭円楽：だから、ジュニアでもそうだし、文枝さんのお弟子さんになった三度だとかね、月亭方正だとか。そういうふうに入ってきてもいいし、風間杜夫さんみたいに表でもってやっててくれてもいいし。
伊集院光：うん。
三遊亭円楽：「俺は落語に、裏のある人が触ってくれるっていうのが一番好きなんだ」って言ったら、「ありがとうございます」って言ったからね、「いや、頑張ってよ」って。
伊集院光：うん。
三遊亭円楽：俺はそういう意味では応援団だと思ってるから。
伊集院光：もしかしたら、前半言ってた、「威勢のいい若いもんが出てくるんだったら、それは背中押してやればいいんじゃねぇか」って話に繋がるんですかね？
三遊亭円楽：そう、そう。それに負けるようじゃしょうがねぇじゃん、プロが。
伊集院光：師匠、ちょっとそれ格好良すぎませんか(笑)
三遊亭円楽：え？
伊集院光：ある意味、門外の奴が落語やるなって言う奴は、ある意味、自分の芸に自信がないんだろ、みたいな(笑)
三遊亭円楽：そうだろうね。自分の職場を侵されてるって思ってるわけよ。
