岡村隆史、志村けんからは「作り込んだ笑いをしなさい」「コントでも何でも、目立つばかりでなく死に役ができなければダメ」と教えられたと明かす

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2020年4月2日放送のニッポン放送系のラジオ番組『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』(毎週木 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史が、志村けんからは「作り込んだ笑いをしなさい」「コントでも何でも、目立つばかりでなく死に役ができなければダメ」と教えられたと明かしていた。

岡村隆史:僕は、(志村けんと飲みに行くときは)ほぼ二人っきりでしたから。志村さんと二人、誰かがいるってことも、あんまりなくって。

時々、上島さんがいてはったりとか、それなんか多分、一緒にお仕事してはって、呼んでくれはったんやと思いますけれども。

二人の時なんかまぁ、本当にお笑いの話でしたね、ほぼほぼ。僕なんか本当に、よく言われたのは、「ちゃんと作り込んだ笑いをしなさいよ」と。「作り込んだ笑いっていうのは、ちゃんとやっとかないと」って言われてました。

今ね、こんなもう天国に逝かれはった人の言葉やと思うと、なんかこう胸に刺さるなぁと思うんですけれど。「コントでも何でも、死に役ができなければダメだ」と。何でもかんでも前へ前へっていうふうに出たらダメだ、と。ちゃんと出るところと、引くとこは、ちゃんと理解しろ、と。

こういうコント、こういう座組になりました、と。その時に「ここは出てもいい。でも、出過ぎるな。引くところは引け。ここは死んどこう、と思うところは死んでおく。ちゃんと死に役ができる人でないと、俺は使わない」って。

もちろん、志村さんもクッと抑える時あるじゃないですか。誰かがグッと行っている時は、グッと抑えるっていう。それが多分、僕の中では凄い、「ああ、コント師の言葉やなぁ」っていうか。

座長の言葉というか。そういうふうにちょっと思えたんですよね。だから、何でもかんでも出るっていうんじゃなくて、押し引き。出るところ、引くところ。そうでないと、全体のバランスがとれなくなる。

色んなコント、『とぶくすり』なんかでは、長いコントもあって、短いコントもあってっていう。色々あるんですけど、「メリハリをつけなさい」と。「捨てのコントがあってもいい」と。

「全部が全部面白いっていうんじゃなくていい。一つ、捨てのコントを入れなさい。で、同じテイストじゃない方がいい」って。「たとえば、音だけのコントでもいい」って。だから、よう見たら、ドリフって、音楽だけとか、ちょっとテイスト違うのパンッて入ってたりするでしょ。

で、「ああ、もう終わってもうた」と。「今のあんまり面白くなかったな」とか、そういうのあるじゃないですか。あれ、なんでかっていうと、わざと捨ててるんですよ。捨てのコントがあって、次のコントが活きたりとか。そういうこともあるんだよって、志村さんが言うてた。

そういうのを、焼酎飲みながら、二人でゴソゴソ、ゴソゴソ。ホンマに、耳引っ付いてんのちゃうのかってぐらい。僕はだから声小さなったんも、志村さんも声小さかってん(笑)お互い、ボソボソ、ボソボソ喋るから。俺なんか声小さいって言われるけど、志村さんとかも、プライベートになると凄い声が小さかったから、それを聞きとろうとするので、多分、俺もどんどん近くなったんやと思う。

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