2020年3月3日放送の日本テレビ系の番組『にけつッ!!』にて、お笑い芸人・ケンドーコバヤシが、映画『リチャード・ジュエル』を見て、自分の行動にゾッとしたと告白していた。
ケンドーコバヤシ:この間、映画観てきまして。
千原ジュニア:ほう、ほう。
ケンドーコバヤシ:『リチャード・ジュエル』という、イーストウッド監督のね、映画なんですけど。
千原ジュニア:はい。
ケンドーコバヤシ:予告等で紹介されてるあらすじを説明しますと。
千原ジュニア:はい。
ケンドーコバヤシ:実際あった話で。
千原ジュニア:はい。
ケンドーコバヤシ:それを再現する、ドキュメントみたいなところもある映画なんです。
千原ジュニア:はい。
ケンドーコバヤシ:アトランタオリンピックの時に、爆弾テロがあったんですよ。
千原ジュニア:はい。
ケンドーコバヤシ:その爆弾テロの被害を、最小限にとどめた警備員の人がいたんですね。
千原ジュニア:はい。
ケンドーコバヤシ:それが国民的スーパースターになった、と。死傷者は出たんですけども、この人が爆弾に気づかなかったら、もっとたくさんの人が亡くなった、ということで、国民的スターになったんですけども。
千原ジュニア:うん。
ケンドーコバヤシ:第一発見者ということで、容疑者の一人になってたのが、マスコミに漏れて。
千原ジュニア:はい。
ケンドーコバヤシ:警察は当然捜査しますよね、第一発見者やから。
千原ジュニア:うん。
ケンドーコバヤシ:で、それがマスコミに漏れて、「あれ?コイツ、犯人なんじゃないの?」って、みんなが思ってきたんです、そのリチャード・ジュエルという人を。
千原ジュニア:はい。
ケンドーコバヤシ:警備員なんですけど、元々警官になりたくて。凄い正義オタク。
千原ジュニア:はい。
ケンドーコバヤシ:道路を勝手に封鎖して、飲酒検問とかしてた男なんです。
千原ジュニア:ああ。
ケンドーコバヤシ:で、大学の警備員やったのに、大学生らが隠れて酒飲んでんの見つけて、警棒で脅したりとか。
千原ジュニア:ああ。
ケンドーコバヤシ:正義感に溢れすぎた男の暴走なんじゃないか、みたいになって、どんどん大バッシングで、大スキャンダルになって、追い詰められていく、この男どうなんのか、と。
千原ジュニア:うん。
ケンドーコバヤシ:実際あった事件なんですけど、これ見てね…いや、まぁ凄い面白い映画なんですけど。
千原ジュニア:うん。
ケンドーコバヤシ:ゾッとしてね。
千原ジュニア:ほう。
ケンドーコバヤシ:色々、控えた方がいいことがあるんですよ。
千原ジュニア:ほう。
ケンドーコバヤシ:僕、チラッと話しましたけど、住んでるところの半径30メートル以内に、幼稚園が4つあるんですよ。
千原ジュニア:多めやね。
ケンドーコバヤシ:多めなんです。これが、半径50メートルに広げると、7つあるんです。
千原ジュニア:それだけ治安のいいというか。
ケンドーコバヤシ:そうなんです。だからこそ、子供達って可愛いなぁと思ってたから、よく見回りしてるんです。
千原ジュニア:ほう…いや、一言です。結構です!
ケンドーコバヤシ:はっはっはっ(笑)でも、よく幼稚園の前通って立って、ニコニコして。周り見回して、次の幼稚園とかやってるんです(笑)
千原ジュニア:ふふ(笑)
ケンドーコバヤシ:これ、もし幼稚園で何か起きたら、第一容疑者ですよね(笑)
千原ジュニア:そうやろな。
ケンドーコバヤシ:ふふ(笑)
千原ジュニア:何のために見回りに行くねん。
ケンドーコバヤシ:でも、こういう人が一人いたら、本当の変質者は動かなくなると思うんですよ。
千原ジュニア:いやいやいやいや(笑)「仲間か」ってなる場合もあるんちゃう?
ケンドーコバヤシ:先着がいるってことで、避けるんちゃうかなぁ、みたいな。
千原ジュニア:いやぁ。