2025年4月14日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、2025年の大阪万博が1970年の万博の再来を心待ちにしている高齢者たちに向けているとするならば「お金かかりすぎだな」と指摘していた。
伊集院光:やっぱり、人間が空飛んで移動する…乗るかどうかは別よ、乗りたいかどうかは別だけど、空飛ぶタクシーと、それかまぁなんだ、もう会場がドローン飛び交ってて、どこで頼んでも何かモノが来ますよ、とか。
それは見たかったかな。あと、無人運転で、割と人の近くをもう完全フリーというわけにはいかないけど。動く、みたいのが目玉にあればそれは行きたいって思ったかな。
ちょうど、その1970年の時に3歳ぐらいのその感じだと、やっと物心ついて10歳ぐらいになった時には、むしろ「月の石って、なんであんなことをみんな見たがったんだろう?」みたいな。
ただの石じゃねぇかっていう空気にもうなってたんだよね。いろんな漫画とかに出てくる感じは、「月の石って言われて並んだけどさ…」の感じでいっぱいだったから。多分、万博、すっごい楽しいっていう方向の空気は、一回も味わってないと思うんだよね。
そうすると、今の万博を一番楽しみにしてるのは、60歳ぐらいの多分、前回の万博に行って楽しかったっていう少年だったりした人で、単純にその月の石を斜めに見なかった人たちだと思うの。で、その人たちに向けてのイベントにしては、お金かかりすぎだなと思って。
あれも思うんだよね。日本橋の周りを綺麗にしようっていう。日本橋の上に高速通ってんのをやめたい。で、地下通してでも、「あの美しかった日本橋を取り戻すのに、もうこれプライスレスだから」みたいなのあんじゃん。
「いやいや、どれぐらいの年齢の人が、その美しかった日本橋を知ってんの?」みたいな。ただ、それぐらいの年齢の人は、選挙行くから(笑)
だから、そうするとなんか若者に向けて何かサービスするよりは、きっとそこを突いた方がいいのかな、とか。いろんなことを考えるね。

