伊集院光、上司から「否定的な意見」を言われにくい時代のChatGPT活用法に驚く「セルフパワハラっていう…」

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2024年12月23日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、上司から「否定的な意見」を言われにくい時代のChatGPT活用法について語っていた。

伊集院光:今、会社の会議とかで、いいアイデア出したのに上司に真っ向から否定されたっていうことがパワハラになる可能性があるから、上司は遠慮する、と。そこの否定に関して。

遠慮するんだけど、「ここで否定をされていないと成長がない」って考える人は、自分の例えば新コーナー、こういうの考えましたっていうのを書いて、これを(ChatGPTで)「否定的な上司は、どういってボツにするのか?」っていうことを聞くと、もちろんパーフェクトじゃないよ。パーフェクトじゃないけど、「ここの部分はこういうことを言う可能性がある」とか、「前に同じような企画がこの時代にあったっていうことを言うだろう」みたいなことを提示するから。

セルフパワハラっていうの?なんつうの?(笑)いや、もうハラスメントが分かんなくなりすぎて。今、本当にみんな自分が被害を受けるぐらいなら、そのアドバイスもしないし、喋らないっていう方向におっさん…俺はおっさんの気持ちの方が分かるから、おっさんからすると多分、そうなってんだよね。

自分でやるからいいと思うし、そこのところで何かを聞くっていう作業もしないってなってんだけど。今度なんかそれをしてくれない、「ホワイトハラスメント」っていうらしいんだけど。

ホワイト企業であろうと思うがために、会社側、上司側が全くアドバイスや批判をせず 、我々の成長の機会を奪ってるっていうハラスメントらしいんだよね。「言われましても…」っていう(笑)

で、多分でもそれがそういうことを思うっていう、向こう側の立場からすると、「ああ、なるほどね」っていう、「そういうこと思うんだ」とか。あと、自分が若手の頃に企画を出しても出しても、「前やった、それ」って。「何年前に誰がやった」って、ボンボン言われる。

それはさ、本当に経験則からそう言ってるんでも、「アイツ、何を言っても却下するよな」っていう。そいつのことが凄い嫌いだったしって考えてくと、気持ちも分かんないでもないけどって。

だってさ、今、凄いこう忘年会とか減ったじゃないですか。ああいうのに強制的に参加させられるのは、みんな嫌だからっていうことになって。「じゃあ、そしたらでも忘年会に効果がゼロではないから、仲良くなることもあるんで、一切強制しない。行きたくない人は本当に来なくていい。ただ忘年会みたいな集まりも好きだなっていう人だけで集まって飲みましょうか」ってやった時に、驚きの答えが、「僕は行きたくないんだ」と。

「僕は行きたくないんだけど、僕以外の人が全員集まって評価を上げてるって考えることが嫌だから、やらないでください」っていう(笑)なんか凄いじゃん。なんか凄いから、そういうことを今度ChatGPTの方に任せる、みたいな。

なんか不思議な感じなんだけど、でも凄い先進的。だって、こっち側はリスクを負ってまで、上がってきた企画書を否定したりとかするのが嫌だから、「この、ひらがなの『ね』の最後のくるんってとこいいね」なんつってね(笑)

いや、それすらも言わないよね。それがイヤミでハラスメントに絶対になるから、多分もうそういう機会を設けないようにしていくしかない。俺は俺でやんなきゃやんないことがいっぱいあるからってなってくじゃん。

そうなった時に、本当に意識の高い人はそうしてくんだ。自分の書いたやつに対して、否定寄りの意見が欲しい、とか。肯定寄りの意見が欲しいっていう。

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